万太郎谷
2010年 08月 14日
2010年8月7日(土)~2010年8月8日(日)
谷川岳Fish&Peakのつもりで魚野川水系の万太郎谷へ。
本流はあのイワナで有名な魚野川である。これは期待も持てようというもの。
前夜発、土合駅の駐車場に車をとめ始発を待って土樽駅へ。
486段の階段を降りる。やはりこの階段には雰囲気がある。
冬に谷川岳にいくときこの階段を登ってぜいぜい言ったことや、
クライマーズ・ハイの台詞などを思い出しながら下る。
486段といっても下りだと楽。
土合駅の階段
土樽から吾策新道をしばらく歩いて大きな堰堤上から入渓。
いきなりかなり良い渓相が広がる。
先週に雨の降ったおかげか水量がちょうどよく、天気もすこぶる良い。
虫も飛んでいてかなりいい感じ。
これは一投めか二投めか、すぐに釣れるだろうと高を括っていたが
いくらフライを投げてもうんともすんともいわない。
しばらく行くと測量士の人達が仕事をしていた。なるほど。
先行者があったせいだと思って気を取り直してその後も竿を振りまくるが
とにかく魚の反応がない。川にジャブジャブ入って歩いてみても魚が
走ったりすることもない。時間も時間だしお昼にすることにした。
入渓
日も差し、虫も飛んでいて良い渓相
そうめんを茹でてヘッドネットに入れて清流でじゃぶじゃぶ。
薬味は生姜と茗荷を大量に。そうめんも3人で12束と大量で満腹。
mt_hanterさんのヘッドネット 初使用がそうめんの水切り
そうめん
お昼を食べたところの近くにミズらしき山菜がたくさん生えていた。
試しにかじってみるとどう考えても食べられそうな感じ。
nutsさんに確認してみるとミズとのこと。
ミズはもう分かった。これならどこにでも生えている。
満腹の今採ることもないなと思いここでは採らないでおく。
昼食の後は美しいナメの連続。あまり竿を出すような渓相ではないため
竿を畳むか迷ったが、通り雨の後に日が差して込み、虫もいっぱい飛んで
いていい感じであったため、念のために竿を持っての遡行。
ナメとナメの間にイワナの隠れ場所の多い良い瀬がところどころあったが、
やはりそこでも魚はおらず、意味が分からない・・・
美しい渓相にうっとり
ダイナミックな渓相にびっくり
ナメもきれかった
これ以上釣りながらの遡行をしていると今夜泊まる予定である二の滝と三の滝の
間まで辿り着けないということで、釣りはあきらめ竿を畳む。
釣りをあきらめたとたんに沢を歩くこと自体がすごく楽しくなる。
へつったり泳いだり飛び込んだり、とにかく面白かった。
飛び込んだときの私の頭
水が綺麗
靄がかかって深山霊谷の雰囲気
nutsさんと私は泳いで
mt_hanterさんはへつって
遊びすぎでゆっくり歩きすぎ、なんとか3人寝られるビバーク適地を
見つけた頃には6時半も回っており、日も沈みかけていた。
イワナは釣れず、簡単に見つかると思っていたフキやミズも上流部には
なかったため思っていた晩ごはんではなかったが、焚き火缶で炊いた米に
ベーコンやソーセージに缶詰め、ビールやお酒もいっぱいあって満腹になった
気持ちよく酔って満天の星空のもとすぐに寝入った。
夜中目を覚ましたとき星空が広がっているというのは、自分が今どこにいるのか
一瞬分からずとまどったりする。しばらくして自分は今、渓に寝ているんだと知って
嬉しくなってまた眠る。やはりゴロ寝最高。
ビバークポイント
米炊きは直火 お湯は吊って
翌日は昨夜の残りの米とチキンラーメンとベーコン、にんにくで雑炊
を作り3人で食べる。適当だがこれがまたうまかった!
出発してすぐ三の滝に到着。下段は先ずmt_hanterさんに登ってもらった。
上段はコケで滑りやすくなっているがルンゼがあるのでさくさく登れた。
三の滝下段 トップのmt_hanterさん
三の滝上段
上段の巻きは右の細い流れのルンゼを通って滝上まで出て藪をこいで本流に
下りると事前に聞いていたが、巻いた足跡を見つけられないままその細い流れ
をひたすらまっすぐいってしまったためかなり時間を費やした。
そのまま稜線まで行こうとしたが藪が濃すぎてこげなくなり、結局戻って
踏み跡をみつけて本流に降りる。疲れた。
間違って進んだ細い流れ
やっとのことで本流に出る 疲れたため休憩
本流も水が枯れてしばらくいくと背の低い笹藪の草原が広がった。稜線まであと少し。
疲れきっていたが草原を抜け登山道に出たときにはその歩きやすさにうれしくなり
さくさく歩けた。
本流の水が枯れたところ
笹藪の草原
もうすぐ小屋
小屋には何も売ってないだろうと思っていたが、なんと三ツ矢サイダーが売っていた。
もちろん買って一気飲み。ものすごいうまかった!
谷川岳肩の小屋
けっこう遅い時間になっていたし山頂へは行けず。残念だがガスっていたためまあいい。
天神平からロープウェイの駅に急いで下山した。
イワナは釣れなかったが綺麗な渓で本当に楽しい沢歩きだった。
ただ、あれほど素晴らしい渓相で天候・水量申し分ないのになぜイワナが釣れなかったか
不思議でならない。トンネル・ダムなど工事の影響?
ああいう沢にはぜひイワナに泳いでいてほしいものだ。
谷川岳Fish&Peakのつもりで魚野川水系の万太郎谷へ。
本流はあのイワナで有名な魚野川である。これは期待も持てようというもの。
前夜発、土合駅の駐車場に車をとめ始発を待って土樽駅へ。
486段の階段を降りる。やはりこの階段には雰囲気がある。
冬に谷川岳にいくときこの階段を登ってぜいぜい言ったことや、
クライマーズ・ハイの台詞などを思い出しながら下る。
486段といっても下りだと楽。
土合駅の階段
土樽から吾策新道をしばらく歩いて大きな堰堤上から入渓。
いきなりかなり良い渓相が広がる。
先週に雨の降ったおかげか水量がちょうどよく、天気もすこぶる良い。
虫も飛んでいてかなりいい感じ。
これは一投めか二投めか、すぐに釣れるだろうと高を括っていたが
いくらフライを投げてもうんともすんともいわない。
しばらく行くと測量士の人達が仕事をしていた。なるほど。
先行者があったせいだと思って気を取り直してその後も竿を振りまくるが
とにかく魚の反応がない。川にジャブジャブ入って歩いてみても魚が
走ったりすることもない。時間も時間だしお昼にすることにした。
入渓
日も差し、虫も飛んでいて良い渓相
そうめんを茹でてヘッドネットに入れて清流でじゃぶじゃぶ。
薬味は生姜と茗荷を大量に。そうめんも3人で12束と大量で満腹。
mt_hanterさんのヘッドネット 初使用がそうめんの水切り
そうめん
お昼を食べたところの近くにミズらしき山菜がたくさん生えていた。
試しにかじってみるとどう考えても食べられそうな感じ。
nutsさんに確認してみるとミズとのこと。
ミズはもう分かった。これならどこにでも生えている。
満腹の今採ることもないなと思いここでは採らないでおく。
昼食の後は美しいナメの連続。あまり竿を出すような渓相ではないため
竿を畳むか迷ったが、通り雨の後に日が差して込み、虫もいっぱい飛んで
いていい感じであったため、念のために竿を持っての遡行。
ナメとナメの間にイワナの隠れ場所の多い良い瀬がところどころあったが、
やはりそこでも魚はおらず、意味が分からない・・・
美しい渓相にうっとり
ダイナミックな渓相にびっくり
ナメもきれかった
これ以上釣りながらの遡行をしていると今夜泊まる予定である二の滝と三の滝の
間まで辿り着けないということで、釣りはあきらめ竿を畳む。
釣りをあきらめたとたんに沢を歩くこと自体がすごく楽しくなる。
へつったり泳いだり飛び込んだり、とにかく面白かった。
飛び込んだときの私の頭
水が綺麗
靄がかかって深山霊谷の雰囲気
nutsさんと私は泳いで
mt_hanterさんはへつって
遊びすぎでゆっくり歩きすぎ、なんとか3人寝られるビバーク適地を
見つけた頃には6時半も回っており、日も沈みかけていた。
イワナは釣れず、簡単に見つかると思っていたフキやミズも上流部には
なかったため思っていた晩ごはんではなかったが、焚き火缶で炊いた米に
ベーコンやソーセージに缶詰め、ビールやお酒もいっぱいあって満腹になった
気持ちよく酔って満天の星空のもとすぐに寝入った。
夜中目を覚ましたとき星空が広がっているというのは、自分が今どこにいるのか
一瞬分からずとまどったりする。しばらくして自分は今、渓に寝ているんだと知って
嬉しくなってまた眠る。やはりゴロ寝最高。
ビバークポイント
米炊きは直火 お湯は吊って
翌日は昨夜の残りの米とチキンラーメンとベーコン、にんにくで雑炊
を作り3人で食べる。適当だがこれがまたうまかった!
出発してすぐ三の滝に到着。下段は先ずmt_hanterさんに登ってもらった。
上段はコケで滑りやすくなっているがルンゼがあるのでさくさく登れた。
三の滝下段 トップのmt_hanterさん
三の滝上段
上段の巻きは右の細い流れのルンゼを通って滝上まで出て藪をこいで本流に
下りると事前に聞いていたが、巻いた足跡を見つけられないままその細い流れ
をひたすらまっすぐいってしまったためかなり時間を費やした。
そのまま稜線まで行こうとしたが藪が濃すぎてこげなくなり、結局戻って
踏み跡をみつけて本流に降りる。疲れた。
間違って進んだ細い流れ
やっとのことで本流に出る 疲れたため休憩
本流も水が枯れてしばらくいくと背の低い笹藪の草原が広がった。稜線まであと少し。
疲れきっていたが草原を抜け登山道に出たときにはその歩きやすさにうれしくなり
さくさく歩けた。
本流の水が枯れたところ
笹藪の草原
もうすぐ小屋
小屋には何も売ってないだろうと思っていたが、なんと三ツ矢サイダーが売っていた。
もちろん買って一気飲み。ものすごいうまかった!
谷川岳肩の小屋
けっこう遅い時間になっていたし山頂へは行けず。残念だがガスっていたためまあいい。
天神平からロープウェイの駅に急いで下山した。
イワナは釣れなかったが綺麗な渓で本当に楽しい沢歩きだった。
ただ、あれほど素晴らしい渓相で天候・水量申し分ないのになぜイワナが釣れなかったか
不思議でならない。トンネル・ダムなど工事の影響?
ああいう沢にはぜひイワナに泳いでいてほしいものだ。
by nari0000000000
| 2010-08-14 23:04
| フライフィッシング