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アウトドア日記


by nari0000000000

カテゴリ:山歩き( 35 )

谷川岳雪洞

2011年2月6日(土)~2011年2月7日(日)

雪洞を掘りに谷川岳へ。初めての雪洞体験。

天神平からロープウェイで上がり、天神尾根を歩いた。
雪洞を掘るのは肩の小屋近辺の予定。

それにしても素晴らしい天気。前方にはこれから向かう谷川岳もばっちり見える。
斜面にもかなりの雪をつけており、年末に来たときとは明らかに様相が異なる。

日差しも強く無風のため暖かく、歩き出すとすぐに汗をかく。シャツ一枚でも
いけそうなぐらいだった。


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天神平から

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谷川岳

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白髭門

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グローブの下もすぐ汗だくになった

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もうすぐ肩の小屋

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道中、ワンコがいた 名前はユキエ? 人懐こくてかわいすぎた

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ユキエ

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ナッツさんとユキエの2ショット


肩の小屋に着いてビールで乾杯し、昼食をとりながらのんびりしていると
雲行きが怪しくなってきた。やはり谷川岳、ほんとうに天候が急変しやすい。

そろそろ掘らなくてはと重い腰を上げ、いざ雪洞を掘りに。

先ずは肩の小屋近辺の雪の深さを丹沢さんがゾンデ棒を使って探る。小屋の
すぐ横では少し深さが足りなかったが、少し下ったところに雪の深い斜面
があったので、そこを掘ることに決める。

入り口は三つ。丹沢さん指示のもと二人三組に分かれて先ずは縦に三メートル堀り進む。
一人が堀って、もう一人がその瓦礫を外に出す。そして疲れたら交代の繰り返し。


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ゾンデ棒を使って雪の深さを調べる

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入り口

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吉田さんと交代で堀り進んでいった


ナッツさん・エツラクさん組の入り口がだんとつで綺麗だった。本職は施工業なのではないかと思わせる程であった。

入り口が三つとも三メートルぐらいに達すると、次はそれぞれの通路の奥から横に堀り進む。奥のほうは入口付近に比べて雪が硬かったのでスノーソー大活躍だった。

となりの入り口と繋がったときはやっと苦労が報われたという感じがして少し感動した。

それからその横の繋がりをどんどん入り口の方まで広げていき、大広間の完成。あとは
土間とテーブルを作って、キャンドル置きを作って宴会準備にかかった。


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となりの穴と繋がった瞬間 すると寝ている人が・・お疲れだったのだろう

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横が繋がってから空間を広げているところ

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施工業者の仕事


外はけっこう荒れていたが、さすがは雪洞。静かすぎるぐらい静かだった。それにとても暖かい。
マイナス2~3℃といったところか。煮炊きをやっても露は垂れてこなかった。快適この上ない。

また雪洞の中はキャンドルに照らされて洞内は良い雰囲気で、それに大量の料理と大量のお酒で満腹になって、本当に楽しすぎる宴会だった。


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ブデチゲ

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白雪「ブデチゲヤンニョム」にゴマ油・おろしニンニクなどを足してカスタマイズ

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ナッツさんの肉とキャベツの炒め物 肉の量がすごかった

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いい雰囲気だった

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和蝋燭


翌朝も天気は優れず、ピークまでもう目と鼻の先だが行かずに昼までのんびりまたお酒を飲んで
から下山することにした。外に出たとき一瞬晴れ間が広がったが、そのときの景色が忘れられない。
なんて幻想的なんだと思った。思わず声を上げてしまった。


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幻想的だった!


料理もお酒もどれもおいしくて堪らなかったが、今回最も感動したのはエツラクさんが
持ってこられた15年ものの梅酒である。ストレートで飲んでも最高だったが、これを雪と水で
薄めに割ってがぶっといくのがたまらなかった。

今シーズンもう一度ぐらい雪洞できればなとも思うが、三月は雪が硬くなってこのときよりだいぶ
苦労するのだろう。あとエツラクさんの梅酒、もう一度飲みたい・・
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by nari0000000000 | 2011-02-20 15:04 | 山歩き

赤岳鉱泉~大同心取付

2011年2月12日(土)~2011年2月13日(日)

広河原沢から原村に降りて、ナッツさんに美濃戸口まで車で送ってもらい赤岳鉱泉へ。

先ずは八ヶ岳山荘で腹ごしらえ。朝から行動食しか口にしていなかったため、カレーとビールが
心底身に染みた。
鹿肉のシチューもカツ丼も売り切れており、仕方なく注文したカレーだったが大満足。

ナッツさんと八ヶ岳山荘でお別れをして、午後ニ時ぐらいに入山。この時間、降りてくる人も
多かったが、上りは私一人で静かだった。


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美濃戸口


堰堤の広場まではほぼコースタイム通りだったので、明るいうちに赤岳鉱泉に着くかと思いきや、
そこからが全然進まなかった。急に疲れが出てきたよう。
何か変なものにでも取り憑かれたか?と思うほどザックが背中に重くのしかかる。

赤岳鉱泉に着いたのは午後六時ぐらいだったか。日はとうに沈み暗くなっていた。
普通なら二時間半程で着く道のりに四時間以上かかった。


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堰堤のところに停まっていた雪上車 ドアには沢野ひとしさんの絵が


赤岳鉱泉に着いて丹沢さん、吉田さんのテントを探す。吉田さんのテントは目立つものだから
暗くてもすぐに見つけることができた。

テントを設営して、小屋で丹沢さんに「まあ落ち着きなよ」とビールとおつまみをご馳走になる。
驚くほどビールがうまい!どんどん力がみなぎってくるのを感じた。
ビールとおつまみをもうひとセットでほぼ復活。

落ち着いたのでテント場に戻って、吉田さんのテントに集合してブデチゲをつくって食べた。
翌日は赤岳鉱泉で飲んだり昼寝したりして、のんびり過ごそうと思っていたが、翌日のお二人は
赤岳に行かれるとのことで同行させていただくことにした。


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大久保にある韓国広場で買った白雪ブデチゲヤンニョムをベースに作ったブデチゲ
チャミスル胡瓜と一緒に食べて最高


翌朝午前6時ぐらいに目を覚ましてテントのファスナーを空けてみたらガスガス。
夜中はあんなに星がきれいだったのに。
これはダメだと思ってすぐに二度寝をした。7時過ぎになっても天気は優れていなかったので、
赤岳にいくことはあきらめて朝からチャミスルを飲んでテント内でだらだら過ごした。

チャミスルにキュウリを入れたいが、キュウリがガチガチに凍っていてナイフの刃がたたないので
あきらめた。チャミスルはキュウリを入れなくても少しその香りがするように感じた。
寒いからかけっこう飲んでもまったく酔わなかった。

だらだら過ごしていると晴れだしてきたので、大同心の取付点まで散歩がてら三人で見に行ってみることにした。


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テントから

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大同心取付へ


もうこれだけで大満足。素晴らしい展望だった!

やはり大同心小同心、かっこよすぎる!私は今、一番登りたいの山が大同心だが、間近にみてみて
その気持ちがより強くなった。取付点から眺めたところまったく登れる気がしなかったけれど。


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樹林帯を抜けたところ 興奮した

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茅野の街もばっちり見渡せた

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阿弥陀岳 雪崩の起こりそうなところがいっぱい

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大同心

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小同心

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大同心・小同心

小屋に降りてカレーを食べ、ゆっくり帰り支度をして下山した。


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赤岳鉱泉のパンジャブカレー


午後からも素晴らしい天気で、帰りの中央道で車窓から眺める景色が最高だった。南アルプスも
秩父も富士山もみんな澄んだ空気の中にバッチリ。それに吉田さんのカーステレオから流れる音楽
が良い曲ばかりでとても楽しい帰路だった。


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帰りに寄った境川SAのモツ煮特盛定食 すごいモツの量でもう2~3ヶ月はモツ食べなくてよい
と思わせた

結局どこの山頂にもたてていないが、とても楽しい週末を過ごすことができた。
ご一緒させていただいたみなさんに感謝しきりである。
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by nari0000000000 | 2011-02-20 14:14 | 山歩き

阿弥陀岳南稜敗退

2011年2月11日(金)~2011年2月12日(土)

南稜敗退といってもそもそも稜線まで出られなかったのだが。

雪がけっこう降ることは予報で分かっていたが、とりあえず行けるところまで行ってみようということで、この三連休の前半に八ヶ岳のひとつ阿弥陀岳を目指してみた。

原村のゲートに着くと既に先行者の車あり。なんだか安心する。

しっかりとついたトレースを辿って林道を歩くこと一時間ぐらい。先行のパーティーの方達はテントを設営している。
話を聞けば南稜P1への分岐はもうかなり前に通り過ぎてきてしまっているとのこと。

分岐まで戻るのは大変なので広河原沢右俣を詰めてP3へ出ることに予定を変更した。


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林道ゲート入ったところ

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広河原沢右俣


右俣に入ってからはトレースがまったくない。雪は腰ぐらいまでの深いラッセルが続く。
といっても先行はほとんどナッツさん。私はすぐにへばってしまい後をついていくのがやっと。

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クリスマスルンゼ下の小滝 滑りやすいとのことでロープを垂らしてもらう

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クリスマスルンゼ


雪はしんしんと降り続き、とてつもなく静か。疲れてしかたがないが、誰もいない新雪の沢を
進むのは楽しいというか何というか、とにかくわくわくする。

上流に進めば進むほど雪はどんどん深くなっていく。傾斜もきつくなってきて幕営できるところも少なくなりそう。
まだ午後2時にもなっていなかったが、適当なところを見つけてテントを設営。

BDハイライトを二体並べ、上にタープをかけてテント長辺側についた入り口を全開にした。
中は広々としてかなりいい感じ。ナッツさんと同じテントでよかった。

かなり 疲れていたのでビールで乾杯して少し寝た。起きてからインスタントラーメンの簡単な
夕食をとり、真澄と塩辛で一杯やってまたすぐに寝た。


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幕営地


翌朝起床すると空には少し晴れ間が出ていた。さて、またラッセルである。

昨日と同様、上に行けば行くほど雪が深くなっていく。胸ラッセルが続いてほとんど進まない。
1時間に7~80mがやっとというところ。稜線に出るまでにはまだまだかなりありそうだし、
ピークまでに何時間もかかるだろうということで敗退宣言。引き返すことにした。


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深いところでのラッセル

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ピッケルで一度前の雪を切り崩してからでないと進めなかった


帰りに昨日のパーティーの方と会って少し話す。その方達も雪が深いので稜線に出る予定を
変更し、クリスマスルンゼでアイスクライミングして帰られるとのこと。色々と親切で優しい
おじさん達だった。

下山してからナッツさんに美濃戸口まで車で送ってもらい、ナッツさんは帰路へ。
私は赤岳鉱泉に向かった。


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クリスマスルンゼを登りにきたおじさん


敗退は敗退だが、稜線まで行ける気がまったくしなかったため悔しくはなかった。
人のいないところで快適に寝ることができたし、この時期のこの辺りの沢を初めて見ることができたこともあり、悔しいというよりはむしろ楽しかった。

でも、この時期にこのような沢から稜線に出ようなどと考えるものではない。
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by nari0000000000 | 2011-02-17 01:18 | 山歩き

奥穂高岳

2010年10月23日(土)~2010年10月24日(日)

北アルプス紅葉のピークも過ぎたことだし、おそらくはこの週末人も少ないだろう。

最近は釣り続きだったが、たまには一人で静かな山歩きを楽しもうと北アルプスに
出かけることに決めたものの、一向に行き先が決まらない。

北アルプスで1泊2日の計画を立てるというのはなかなか難しいものである。

結局、行きの電車の中でも地図を見ながら行き先を考えていたが決まらず。
もうすぐ松本に着いてしまう。松本着のギリギリで上高地インアウトにするということだけ決め、急いでバスに乗り込む。
バス車内で奥穂高岳に登ってジャンダルム経由で岳沢から下山することに決めた。

私はすぐ息が上がるため登りはかなり遅いが、下りはめっぽう早い。このコースでも
1泊2日で充分いけるだろう。

河童橋のあたりは紅葉を見に来た人達でごった返していた。なるほど、山の上のほうは紅葉のピークを過ぎていても上高地は今まさにピークか。

あまり時間に余裕もなかったが、時々梓川のほとりに出て色とりどりに染まった山をみて
一服したりしながら上高地歩きを楽しんだ。

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上高地の紅葉


徳沢まではかなり賑やかだったものの、徳沢を越えてからは急に静かになる。
横尾では人もほとんどおらず、テントは一張りもなかった。


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徳沢園

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横尾あたりの紅葉


横尾に着いたのが15時ぐらいだったか。横尾本谷の出合に着くころには日も翳りはじめて
少し焦ってくる。せっかくなのでなんとか暗くなる前に涸沢に着いて暮れゆく中の涸沢カール
を拝みたい。


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横尾本谷

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本谷橋

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涸沢まであと少し


息は切れるが、がんばって早く歩いて日が沈む前に涸沢到着。テント場が空いていて、
張る場所はよりどりみどり。できる限り快適なところをじっくり時間をかけて選んだ。


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涸沢のテント場


テントを設営し、小屋にビールを買いにいく。小屋の玄関にハットを被ってモントレイルのナムチェ
を履いたえらくお洒落でかっこいい人がいる。
「ナムチェかっこいいですね」と話し掛けようかと迷ったが、話し込んでおられるようなので
やめておいた。後から聞くとCreepさんとのこと。このとき話し掛けておけばよかったと大後悔。

チキンラーメンとパンにチーズとベーコンときゅうりをのせたもので簡単に夕食を済ます。
余ったスライスチーズを食べながらワインを飲んで、いい気持ちに酔ってすぐに寝た。


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夕食のパン

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チキンラーメンW卵

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テントに横になって涸沢カールを見れるというのはよかった

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朝 涸沢カール


翌朝、暗いうちに起きて早発ちするつもりでいたが、起きたらもう空はすっかり明るくなっていた。
朝食はスープのみにして急いで支度をして出発。

お昼は奥穂の山頂でとろうと決めていたが、穂高岳山荘に着いたときには腹が減りすぎてへろへろ。
穂高岳山荘から山頂まではすぐだが、我慢ができないためここでお昼とした。


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昼食のパン

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涸沢カールから少し上がったところ


奥穂山頂で写真や動画を撮っていたとき足元に注意しておらず右足首をぐねってしまった。
それでゆっくり休めるところに移動しようとしたところでもう一度ぐねった。

テーピングは持ってきていたが正しい巻き方が分からない・・人が巻いているところは何度か
見たことがあったので見よう見真似で巻いて歩いてみたところ、なんとか歩ける感じ。
しかしゆっくりでしか歩けないため、ジャンダルムに向かうことはあきらめ吊尾根から
重太郎新道に出て岳沢から降りることにした。


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奥穂頂上より槍

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吊尾根

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重太郎新道から 前穂

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重太郎新道から 涸沢カール 


平らなところではあまり足首が痛まないため普段と歩くスピードは変わらないが、
急なところではどうしても足首が痛い方向に曲がってしまいどうにもならない。
岳沢はけっこう急なため、うぎゃうぎゃ声を上げながら歩いていた。


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岳沢から

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上高地へ下山

今回、空はずっと曇っていたものの雨には一度も降られずにいたが、上高地に着いてすぐ
ぐらいにけっこう強い雨が降り出した。山にいる間だけ降られないとはついていた。

足をぐねったときはどうなることかと心配になったが、バスに充分間に合う時間に
無事下山できてよかった。バスには長蛇の列ができていたためゆっくりビールでも飲んで
待つことにした。

ここでゆっくりしすぎたため、帰りに温泉にも飲み屋にも寄れなかったことがすごく
残念だった。久しぶりに松本「萬来」で馬刺しを肴に大雪渓を飲んで帰りたかった。

あと、今まで快晴の山歩きばかりが良いと思っていたが、曇りの山も岩に迫力が出て悪くないなと
思った。
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by nari0000000000 | 2010-11-20 20:07 | 山歩き

北鎌尾根

2010年9月24日(金)~2010年9月26日(日)

山の上にいる間だけは天気にも恵まれ、青空のもと最高の稜線歩きを楽しめた。

もともと高瀬川のどこかの支流で釣りをしてから水俣川・千丈沢に入り北鎌尾根に出て
槍を目指すという3泊4日のFish & Peak計画であったが、台風の接近により一旦中止。

台風が過ぎるのを待って1泊2日でどこか別の山域へ行こうということになっていた。
出かけずに天気をずっと様子見していたが、どうやら予報より早めに台風は過ぎるもよう。
一度あきらめた北鎌だが、水俣乗越へ上がってから天丈沢に下りて尾根に上がるルートもあるという話を聞き、急遽その計画に変更することになった。

これなら天気のせいで1日延期したものの上高地ナイトハイク2泊3日で充分いける!

Fishがないのはとても残念だが、そんなこと言ってはいられない。
湯俣からのFish & Peak はまた来年狙えばいい。来年は沢で尺岩魚を釣って焼き枯らし、
それを行動食として槍を目指したい。

もともと平日を含む3泊4日の計画であったためみんな金曜に休みを取っている。
金曜のお昼過ぎに東京を発ち、19時に閉まるという釜トンネルをぎりぎり通過、
19時過ぎに上高地に着いた。

ヘッドランプをつけて夜の林道を歩く。雨にやられて家でぐだぐだ過ごすはずだった時間に
上高地を歩いていることを不思議に感じる。

横尾にはいくつかテントが張られていた。もう寝静まっているのであろう、ほとんどのテントの
灯は消えている。
私たちが幕営する敷地には一張りもなかったので、他の人に気を遣わずに設営できた。短い時間
であったが宴会を楽しむこともできた。


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横尾のテント場


翌朝、天気はすっきりしていない。曇り空の下、朝靄のかかった林道を槍沢に沿って歩く。
槍沢の水は相変わらずエメラルドに輝きとても綺麗!
流れもいい感じでものすごい数の岩魚が潜んでいるような気がしてならない。
釣り禁止だし、実際に岩魚はたくさん居るのだろう。


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槍沢 この色がたまらない


一ノ俣か二ノ俣か、その辺りから空が急速に晴れていった。急な太陽に追いつけないように
雲が低いところにたれ込めていた風景が印象的だった。


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槍沢にたれ込む低い雲


ババ平に着いてひと息。雲ひとつない青空にテンションも急上昇。
ふと横を見ると寝ようとする人が・・これからという時に!


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ババ平から

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寝出そうとする人


しばらく休んで、いざ水俣乗越へ。大曲からの急坂がきついだろうなとは思っていたが、
やはりきつかった。
持ってきたパンをしょっちゅうかじり、コンデンスミルクを吸いまくって体力を回復させつつ
歩いた。

やっとの思いで辿り着いた水俣乗越。北鎌尾根にいくためにはまた降りなければならない。
なんだかもったいない気分で天上沢を下る。


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水俣乗越から天上沢を望む

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天上沢へ下降

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我々の目指す槍の穂先も見えた


天上沢に降りてからは広いゴーロ帯を歩き、左手に北鎌沢の出合いを探す。
私はゴーロ帯を歩くのが好きだ。次に出す足を置くところに集中しながら岩を飛び歩くことに
喜びを感じる。何も考えないで足を出して歩く道路歩きの100倍楽しいと思う。
ドーロよりゴーロである。

北鎌沢の入口で昼食とする。素晴らしい景色を前にするとやはり腹は減るもので行動食として
取っておいたパンをここで全て食べてしまった。


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北鎌沢は疲れるためちょくちょく休憩 依然天気は素晴らしい

この日は北鎌のコルまで上がってそこでビバーク。北鎌のコルは思いの他狭かった。
4人だとみんな足をのばすこともできず。また、少し傾斜しているため夜中に何度も目を覚まし、
ずり落ちた身を元に戻してはまた眠るということを繰り返した。

それにしてもこの夜、夏用キルトでは寒かった。けっこう辛かったけど面白いビバークだったと
思う。横に飛び出た木の幹の上でストーブが倒れるのを心配しながら米焚きしたり、寒くて震えて
いるのにビールがやたらにうまかったり。


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北鎌のコルでのビバーク


翌朝、日が昇る前に出発。空には雲ひとつない。まだ月が出ている。

北鎌のコルから少し上がったところで空が明るみ出す。周りの山々が朝日を受けて神々しい。
朝焼けに真っ赤に染まる岩峰にも感動を覚える。


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岩峰が赤く染まっていく 綺麗だった

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気持ちのいい朝だった

しかし、稜線に上がってからのこの幕営適地の数は何だ。4人とも幕を張り、宴会まで充分に
できそうなところがいくらでもある。
それを知っていれば昨晩、あんな狭苦しいところで寝ることもなかったのに。


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平らな稜線の上で

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槍はまだまだ遠い


稜線に出てからの岩歩きはあまり怖いところもなく楽しいものだった。
ただ巻き道ばかりだったので、時間に余裕を持った計画をたててもっと直登をいれたコースを
取るほうが面白かったかもしれない。


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でもここは少し怖かった


槍がどんどん近づいてきて迫力を増してくる。


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近づいてくる槍

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行動食はすでになくなっていたのでトランギアの飯盒で米を満杯に炊き少しずつ食べた
おかずは塩こんぶとゆかり 食べるたびに力がみなぎった


槍に近くなってからはみんな思い思いのコースで色んなところから好きに登った。
槍の直下からは、今回履いてきたスポルティバのボルダーXの威力を思い知った。
とっかかりのない岩に足を置いても全く滑る気がしない。すごいグリップ力。

ソールはもっと薄いほうが岩の感覚があってよいのかもしれないが、
ある程度の厚みと固さがあるためゴーロ歩きでも疲れないのがよい。



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ボルダーX

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槍まであと少しのところ

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槍の直下


槍の頂上では、年輩の方々がたくさんいらっしゃって、天気が良いときに頂上に立てたことを
喜び合った。
一通り記念撮影を済ませ、肩の小屋に降りてビールで乾杯。うますぎるビールだった。


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頂上から

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肩の小屋から穂先


槍沢への下山途中、何度も槍を振り返った。
私はここから見る槍の姿が一番好きだ。今回の北鎌から眺めた槍も昨年西鎌から眺めた槍も
好きだが、やはりここから仰ぐ槍がいい。尖っててかっこいい。


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槍沢から


上高地に着いた頃には日も暮れて真っ暗。雨もざざ降りに。また天気は崩れるようだ。
本当に山にいる間だけ晴れてた。ついていたなと思う。

来年の槍Fish & Peakもぜひこのメンバーで来たい!
nut'sさん、wander_zさん、mt_hanterさん、ありがとう!
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by nari0000000000 | 2010-11-20 18:57 | 山歩き

沢上谷

2010年8月28日(土)~2010年8月29日(日)

奥飛騨はナメの沢、沢上谷へ。沢上谷と書いて「そうれだに」と読む。

DiDiさんと立川駅で待ち合わせ、普通列車に乗って茅野駅に向かう。

先に私が立川駅に到着するためDiDiさんには予め座席は取っておくと伝えてあったが、
立川駅でばったり会った、これから白馬に向かうS太さんと立ち話をしている間に
あっさり席がなくなってしまった。会わす顔がない・・・

長い乗車時間、前の晩ほとんど寝てないわ座れないわで辛かろうと思っていたが、
山やスキーの話をしていたらあっという間に茅野駅に到着。

茅野駅でjunさんに車でピックアップしてもらい高山に向かう。
高山駅前で関西からバスで来られるkumiさん、michikoさんと待ち合わせの予定。

渋滞によりバスがかなり遅れているようなので高山駅前の焼きそば屋「ちとせ」
食べながら待つことにした。店の面構えもよく、店内の雰囲気もよくて落ち着く、焼きそばはうまいし大量!
豚玉焼きそば定食大盛と餃子を食べて満腹になった。

昼食後、みんなで沢上谷へ。沢上谷近くのスーパーでtomさんと合流し酒や食料を買出した。

肉や野菜や餃子やお酒を買って入渓点にて宴会準備。
日没まであと一時間ぐらい、junさんと私は準備をおまかせし、そこから釣りへ出かけた。
junさんは上流、私は下流に入った。

時間があまりないので、この時期最も信用のおけるフライであるイワイイワナで良さそうな
ポイントだけを探っていった。小さい魚の反応はちょこちょこあるもののどれも針を咥えるまでにいたらない。

これはダメだ、ここに魚はいないとすぐにあきらめ、まだ暗くなるまで少し時間はあったが
宴会場所に戻ることにした。
junさんもダメだろうなと思いながら宴会場所に戻って待っていると 「ええーーー!」
junさんは良型アマゴを一匹かかえて帰ってきた。
そんなサイズの魚はここには一切いないと思っていたのに・・・まったくもって脱帽だった。

夜は炊き火でアマゴを焼き枯らし、バーベキューをして餃子を焼いてお酒を呑んで大いに盛り上がった。


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アマゴの焼き枯らし

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餃子


翌朝7時頃起床。私はゴロ寝だったがヘッドネットを寝ている間に外していたらしく、
またキルトもきちんとかけずに寝ていたため、虫にさされまくりだった。

tomさんは山岳ガイドのお仕事があるためいつの間にかいなくなっていた。
山から下りてきて宴会で呑みまくって、翌朝暗いうちからまた山へ。
すごい人だと思った。

沢での朝食はやはりそうめん。大量に茹でた。薬味は生姜、茗荷、大葉で最高。
そして朝から動けないぐらい満腹。


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そうめん


kumiさんは腰の調子があまりよくないため4人で出発。ものすごい残念だった。
途中支流へ滝を見に寄り沢したりしながら、のんびり歩いた。


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入渓

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入渓してすぐのあたり


歩き出した頃は鬱蒼としてたが、だんだん木漏れ日が差し込み、しばらく行くと空もひらけて明るくなってきた。


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木漏れ日が綺麗だった 淵

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淵を越えるとナメの連続

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空もひらけてきた


ナメの滝が大きく見応えあり。滝を越えてからもナメは連続するが、
こうも長く続くナメ床を歩いたことがない。驚くほど長かった。

途中、釜に飛び込んだり、ナメの流れに寝そべったり、みんなでワイワイ楽しく歩いた。


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滝を見に寄り沢

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苔むしていい感じだった

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五郎七滝

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蓑谷大滝

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長いナメ床歩き

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ナメ滝 この下で泳いだ

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ナメ滝の上もナメ

林道に出て入渓点まで歩いて戻り、朝食の残りのそうめんを食べて帰り支度。


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林道手前

帰りに寄った温泉が最高だった。荒城温泉「恵比寿之湯」
赤茶色の湯で、ものすごく気持ちのいいお湯だった。
木造りの建て屋もいい感じだった。ここで売っているトマトジュースがかなり美味い!


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恵比寿之湯


高山でkumiさん、michikoさんとお別れし、junさんに茅野駅まで送ってもらった。

あずさ終電にぎりぎり間に合い東京へ。

天気にも恵まれナメも美しく、みんなでワイワイ、とても楽しい二日間だった。
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by nari0000000000 | 2010-09-09 06:43 | 山歩き

川苔山

日程:2010年4月29日(木)

GWに一緒に山にいくchill_chillさん、NKMさんでコースや食料計画の打ち合わせを
しようということになっていた。

せっかくの休みに飲み屋で打ち合わせをするのなら山を歩いた後、奥多摩駅前の餃子屋「天益」で!
ということで川苔山を歩いてきた。

登山客でにぎわう奥多摩行きの列車であるが、古里の駅に降りる客はまばら。
静かな山歩きが予想された。

天気もいいし言うことないと思っていると少し歩いたあたりから雲が出だし雨が降り出す。
だいぶ濡れてしまってから雨具を取り出し着込む。かなり寒い。


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雨が降りだす

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雨具で歩く


川苔山の山頂ではガスのためあまり展望がなかったが、下山してすぐぐらい急に晴れていった。
あと1時間早く晴れてくれれば、、


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視界広がる

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山頂

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山頂


百尋の滝に着く。なかなか迫力の滝である。

カップヌードルとおにぎりの昼食を済ませ、滝をみながらゆっくりくつろぐ。

くつろぎすぎてバスに間に合うか危うい時間になってしまった。


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百尋の滝

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レンズが濡れていたのがいい感じに

川乗橋まで急ぐ。

バス停に着いたときには既にバスが行ってしまった後だった。
次のバスを待つより歩いたほうが早かったので、3人で沢や釣りの話をしながらのんびり車道を下る。

奥多摩に着いて温泉に入る前に先ずは天益のおじさん、おばさんにご挨拶。
すると、今晩は予約で一杯ということだった。

これほど残念なことはない。餃子とレバカツとフキ味噌で頭が一杯だったのに!

肩を落としもえぎの湯に向かう。もえぎの湯はかなり混んでいて露天風呂ではくつろぐことが
できなかった。でも歩いた後の温泉はやはり格別。

汗も流したことだし、GWの打ち合わせをしに天益のおばさんお薦めのお店へ。

ヤマメもおいしいし、天ぷらもおいしかったのだが、やはり天益に行きたかった!
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by nari0000000000 | 2010-05-08 21:46 | 山歩き

甲武信岳

2010年4月10日(土)
11:30梓山→12:30毛木平→14:30十文字小屋→武信白岩山→18:30ビバーク地

2010年4月11日(日)
7:00ビバーク地→三宝山→9:00甲武信岳→甲武信小屋→11:20木賊山→
徳ちゃん新道→13:30西沢渓谷入口

信濃川上駅から川端下行きのバスに乗る。乗客は我々と部活にいくらしい
中学生とおばあちゃんの四人だけ。
がら空きの車内で車窓から川上村の畑を眺めながら揺られていると、
ついついうとうとしてしまい、すぐに梓山のバス停に到着。

毛木平までレタス畑の中、舗装された道路をまっすぐ歩く。
青空の下、風がすこぶる気持ちいい。

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毛木平までの道路


このあたりの夏の風景が好きだ。レタス畑が一面に広がり、緑と青と農作業をして
いる人がいるだけの風景。

前にこの辺りを歩いていると農作業をしている人のラジオから吉田拓郎の「結婚しようよ」
が流れてきた。なぜだか妙に夏のその風景に似合っていて、この辺りを通るたびに
「結婚しようよ」が頭の中を流れ出す。

mt_hanterさんと山や旅行やラーメンの話などをしながら歩いていると、思ったより早くに
毛木平の駐車場着いた。

駐車場では沢屋さんたちが支度をしていた。挨拶をして少しお話をする。年季の入ったボコボコ
のビリー缶がかっこいい。それにしても家庭用のカセットガスコンロを持ち上げるのか?さすがである。
お酒もたぶん大量に持って上るのだろう。

毛木平から十文字峠に向かう。急坂。日頃の運動不足と不摂生がたたってすぐに息があがる。
時々立ち止まりつつゆっくりと歩く。立ち止まると風が気持ちいい。誰もいない。
この時期の奥秩父はやはり静かだなあと嬉しくなる。


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千曲川源流部 水は綺麗が砂でけっこう埋まっている

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カラマツの絨毯 歩くと気持ちよく足早になる


十文字峠で一服し、水を汲みにいく。日が暮れるまでにはまだだいぶ時間がある。
ここで止まってしまうのはなんだかもったいない。甲武信岳に向けて先に進むことにする。


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十文字小屋の表札がかっこいい

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水3リットル確保 
プラティパスのキャップをなくしたのでダイドーのなんかのペットボトルのキャップで代用

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十文字出てすぐ ここでアイゼンを装着

大山に出るとやっと展望が広がった。やはり尾根歩きはこうでなくては!
と思った矢先にすぐ樹林帯に、、その後もそれの繰り返し。

そろそろ日も暮れかかってきたので寝床を探しながら歩く。なかなか手頃なところが見つからない。
狭いがなんとか寝れるかなというところが見つかったが、この先すぐにもっと快適なところ
があるような気がしてならない。もう少し先へ進んでみることにする。


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クサリ場 mt_hanterさん
雪に埋もってクサリが使えなかったが、アイゼンの爪先を岩にかけるよい練習になった

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大山のあたり 展望ひろがる

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ジャンダルム・・・ではない


武信白岩山を過ぎたあたりでだいぶ暗くなってきたので、これから先、最初に見つかった
平らなところを寝床しようと決めた。決めてすぐによい寝床が見つかる。

先ずは残雪を掘ってビールを冷やす。そしてオレンジを切って食べる。
疲れた体にフルーツはやはりうまい!

テントを設営しようとすると、mt_hanterさんは「ゴロ寝でいいや」と言う。
雨も降りそうにないし真似して僕もゴロ寝とする。

床は凍っているのか溶けているのかよく分からない状態。でもまあグランドシートを敷くから
問題ないだろう。準備はすぐに終わった。なにせシートを敷いてシュラフを出すだけだから簡単。
朝のテント撤収の作業がないと思うとすごく気が楽だ。

きんきんに冷やしたビールで乾杯。7、8時間の行動時間だが疲れきっていたので
ビールが体に染みる。ビール1本、真澄1本ではまったく物足りない。

晩ごはんも食べたしお酒もなくなったし、何より寒くなってきたので早めにシュラフ
にもぐり込む。

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森に抱かれて眠る 少し荷物を広げすぎたか、、


夜半、風の音で目を覚ます。目を開けると木々がかなり揺れている。
上は風がだいぶ強いようだ。でもここは樹林帯、安心してまた目を閉じる。
気になってなかなか眠れなかった風の音もいつしか子守歌に変わり、
気がつけば朝だった。

気持ちの良い朝。風もほとんどない。ささっと片付けを済まし、甲武信岳に向かう。
すぐに山頂に着く。ここまで誰とも会わず、山頂も誰もいない。静かだ。


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甲武信岳山頂より

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富士山は頭は雲の中


ひとしきり写真と動画を撮って甲武信小屋の前のベンチで一休み。
そういえば二年前、ここでchill_chillさんと出会ったのだ。
あれから何回一緒に歩いただろう。
雪に半分埋まった小屋の扉を眺めながらそんなことを思うとなんか感慨深いものがあった。


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甲岳信小屋


徳ちゃん新道に向かう途中、一組のカップルとすれ違う。徳ちゃんへはトレースが分かり
づらいから一度木賊山に上ったほうがよいとのこと。木賊の斜面についたその人達の
トレースを辿っていく。

木賊の斜面は雪がまだけっこう残っており、腰まで埋まってしまうこともあった。
また、低い木が邪魔で歩きにくい。
大変だなーと思いながら辿っていったが、途中でトレースが切れた。
少し戻ってトレースを探してみるが見つからない。
mt_hanterさんが先頭を代わり、道を開拓してくれた。
その後を追ってすぐに登山道に出る。


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トレースなくなる


徳ちゃん新道を下る。雪のない幹がむき出しの道で重登山靴はとにかく歩きにくい。
トレランシューズだったらどんなに楽だったろうと思いながら、転ばぬようゆっくり歩く。

西沢渓谷に着いて、蒟蒻館に寄る。先ずはつき出しの蒟蒻をつまみに冷えたビールで乾杯。
ずっと水飲むのを我慢していた甲斐があって美味すぎた!
そして蒟蒻ざる蕎麦定食を食べる。蒟蒻の入った蕎麦と蒟蒻のみそ田楽と蒟蒻刺身と
蒟蒻ゼリー。どんだけ蒟蒻使ってんねん!と思った。おいしかったけど。

満腹になってバス停にいくと発車時間までまだ30分以上ある、バス停前の
茶屋でビール飲んで待つことに。つまみに漬物を頼むと、おばさんが
「うちの蒟蒻の刺身はおいしいから蒟蒻のほうがいいよ」と薦められ、また蒟蒻を食べることに。
でもここの蒟蒻のほうがおいしかった。

もう今年は蒟蒻食べなくていいなと思った。
こんなに「蒟蒻」という文字を打つことも、この先もうないだろう。
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by nari0000000000 | 2010-04-17 20:12 | 山歩き

石尾根

2010年3月27日(土)
14:00奥多摩駅→14:15奥多摩むかしみち→16:20六ツ石山登山口→
トオノクボ→18:50六ツ石山→20:10城山(幕営)

2010年3月27日(日)
6:00城山→7:20鷹ノ巣山→7:45避難小屋→8:40日陰名栗峰→
9:20高丸山→10:20七ツ石小屋→12:10七ツ石山登山口→12:30鴨沢

奥多摩駅でchill_chillさんと待ち合わせ。
僕はどこで間違ったのか、電車を1本乗り遅れ、15分ほど遅刻。

ヨモギ尾根より石尾根に上る予定であったが、丹波行きのバスを逃がし、
次のバスを待てば、よく分からないヨモギ尾根の途中で暗くなってしまうため、
奥多摩駅から歩いていける六ツ石への登山口から入ろうということになった。

まだ支度中であったが、まずは駅前の餃子屋天益にご挨拶。
これから登ることを伝えるとオレンジを持たせてくれた。「重くなるかな?」と心配してくれたが、
いやいやとんでもない、ありがたい!

六ツ石への登山口はむかし道の途中すぐにある。chill_chillさんJETBOILの
ハンギングキット
の話題で盛り上がっているとあっさり登山口を見つけ逃がす。

気付けば登山口をだいぶ過ぎてきてしまっている。折り返すのも悔しいので
そのままむかし道を奥多摩湖まで進む。JETBOILのハンギングキット、僕はテント内でよくコッヘルをひっくり返すし、
テント内に吊るすことができるならならかなり良さそうだ。おまけに今より燃料少なくて済むし。


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いただいたオレンジ

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奥多摩むかしみち

むかし道を出て六ツ石山登山口をいく。途中からけっこう雪が多くなってきた。
積雪は5~6cmぐらい?足周りはmontrailハードロックとモンベルショートスパッツ
だったが、けっこう靴の横から雪が染み込んで靴下を濡らしてしまった。
替えの靴下2足あるのでまあいいのだけれど、濡れるのは気持ちのいいものではない。
今度はゴア靴下かハードロックの横の通気のための穴をSILNETで埋めるかしたい。

月が出だしてからもけっこう明るく、ヘッドランプなしで開けたところまで出ることができた。

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月が出だす

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開けたところに出る

暗くなってから遠く街の灯りが見えた。青梅の街だろうか。
夜景をみても綺麗と思ったことなどこれまで一度もなかったが、この時は夜景を
見ながら歩くのも贅沢な感じがしてよいものだと思った。

水根・六ツ石の分岐あたりでまあまあ平らなところがあったので幕営するか相談。
もうすぐ六ツ石山の山頂だし、あの辺りだともっと快適な幕営地が期待できるだろうと
もう少し先へ進もうということになった。
六ツ石山でタープを張っている方がいた。綺麗に張っててかっこよかった。

そのまま六ツ石を越えて城山に登ったあたりで疲れも限界。
けっこう平らなところがあったので、そこで幕営。
まずはいただいたオレンジを切って食べる。とてつもなく美味い!
山で食べるフルーツが美味いことをしばらく忘れていた。これからは
多少重くても1つぐらいは何かフルーツを持ち歩きたいところ。
食事は簡単におにぎり、柿ピー、するめなど。缶ビールと澤乃井はすぐなくなった。
chill_chillさんが食べていた、ペミカン入りミネストローネラーメンを一口もらうが、
これがむちゃくちゃ美味い!文字面からするとなんて食べ物かと思うが、これはいい。
真似しようと思う。


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城山の幕営地


次の朝早いため、すぐに就寝。


翌朝、まずは鷹ノ巣山に向かって出発。鷹ノ巣山を登る途中で雲海に浮かぶ富士山を
見る。だいぶ白ぼけているが綺麗。奥多摩で雲海の上を歩いたことがなかったので、
なんかもっと高いところにいる気分になった。

鷹ノ巣山山頂でトイレの限界。急いで避難小屋まで降りる。避難小屋からはだいぶガスが濃くなった。
名栗で一服し、高丸山へ。高丸山の登りがかなりきつかった。


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出発の準備

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鷹ノ巣山へ

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鷹ノ巣山山頂

七ツ石小屋の前でカップヌードルカレーの昼食。ペミカンをわけてもらう。
カップヌードルにもペミカン効果絶大。濃厚カップヌードルは疲れた体に染み渡った。


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七ツ石小屋へ

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ペミカン入りカップヌードル

鴨沢に下山するがバスはしばらく来ない。深山橋までいけば小菅からのバスに乗れるかと思ったが
ここでもかなりの待つことになる。仕方なくタクシーを呼んでもえぎの湯へ。

入浴後は天益へ。他にお客さんはおらず、久しぶりにゆっくりおじさん、おばさんと喋れた。
この日も色々食べて、どれも美味しかったが、フキ味噌がシンプルな味でとにかく美味かった。

はやくまた天益にいきたい。
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by nari0000000000 | 2010-04-04 22:03 | 山歩き

赤岳

2010年3月20日(土)
13:15美濃戸口→14:30美濃戸山荘→16:45赤岳鉱泉(テント)

2010年3月21日(日)
11:00赤岳鉱泉→11:30中山乗越→11:45行者小屋→地蔵尾根→12:30地蔵尾根途中
折り返し→13:15行者小屋→13:35中山展望台→赤岳鉱泉

2010年3月22日(月)
7:30赤岳鉱泉→8:00行者小屋→9:10地蔵の頭→9:30赤岳展望荘→10:00赤岳山頂→
文三郎尾根→11:45行者小屋→赤岳鉱泉


【一日目】
前夜のパッキングに夜遅くまで手間どってしまい、朝早く起きられなかったせいで
かなり遅い出発となってしまった。午後になって美濃戸口からの入山。

天気予報ではこれから大荒れになるとのことだったが、空を見る限り悪天の兆しは
ない。こんな事なら早出でさっさと登るのであったと思う。でもまあいい、
部屋でうだうだ過ごすより停滞で小屋飲みしているほうがどれほどよいか。

美濃戸口の山荘前で瓶のコーラを飲みながらかなりゆっくり休憩したため、
他の登山者からは出遅れ、林道はずっと私だけ。静かだった。

冬にはあんなに多かった雪もほとんどなくなっており、もうすっかり春の様相。
肌着一枚でも歩いているとすぐに暑くなり大量の汗をかく。

汗をかきかき美濃戸山荘に着く。ここでアイゼンを装着。少し登ると雪が現れる。
空気も少し冷たくなり、風が吹くとすーっと汗がひいていくのを感じて気持ちが
いい。音といえば風と笹の掠れる音だけ、立ち止まって深呼吸したくなる。


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美濃戸山荘過ぎてから


大同心が姿を現したとき一気にテンションが上がる。やはり大同心、かっこいい!
ひとしきり写真を撮り、赤岳鉱泉に到着。


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テントを設営し、既に赤岳から下山し今夜小屋泊のHMZさん、SZKさんに挨拶。
天気は良かったが稜線上はかなり風強かったとのこと。
私は1月にも赤岳に登ろうとして強風にて敗退している、風でまたも登れないかと心配になる。

テントを設営しようとテン場に向って、すぐにmt_hanterさんらしき方を発見。
blogで見たザックですぐに分かった。mt_hanterさんnut'sさんと挨拶し、
3人でテント設営。

3人でテント場で一杯やっていると、大同心が夕日に赤く染まっていく。大同心ファンにはたまらないものがあった。私もいつかアルパインに手を出し取り付いてみたい。


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大同心

お二人と一緒に出発したというwander_zさんがなかなか到着しない。お二人が到着してからもう1時間以上経っている。
ここまではこれといって危ない場所はないが、、何かあったのではないかと心配になる。
お二人に聞くと途中で幕でも張って寝てるのだろうとのこと。
それを聞いて、冬の鳳凰の稜線上でゴロ寝するようなお方だ、まった要らぬ心配かと思った。

小屋の自炊場に移動して飲んで、消灯時間近く、そろそろお開きという時間になってwander_zさん現れる。
道中色々あったとのこと。何はともあれお会いできて良かった。

飲みすぎたため酔ってしまいテントに戻ったらすぐ寝てしまった。


【二日目】
夜通し降り続いた雨も朝方雪に変わり、外は真っ白、風も強い。

二度寝、三度寝でゆっくり寝て、遅めの朝食。天候は優れないものの行けるところ
まで行ってみようということになり4人で赤岳鉱泉出発。


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朝食 ベーコンチーズきゅうりパン ベーコンは火を通さなくてもよかった

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B.D.村をあとに


すぐに中山乗越に着く。wander_zさんmt_hanterさんは石尊稜より横岳に向かうため、ここでお別れ。こんな時期のバリエーションなんて怖すぎる、、ご無事をお祈りする。
それにしてもザックにリッジレストをつけたアルパインスタイルの人なんて初めて見た。これが、新ジャンル、ULアルパインハイカーの姿か。かっこ良すぎる!


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ULアルパインハイカーの後ろ姿

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中山乗越にて


nut'sさんとともに地蔵尾根をいく。稜線上は風でゴオゴオ音が鳴っているが、樹林帯は静かなものだ。

ザックにはテルモスとカップラーメンぐらいしか入っておらず、荷はかなり軽いのに
息が上る。体力ないなと感じる。

尾根上に出たところで、下山してきた方に上の天気をたずねると、風強く引き返した
ほうがよいとのこと。視界悪いし無理して登っても何なので下山することにする。


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尾根上に出たところ nut'sさん

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産まれたての子牛のような格好の私

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地蔵の頭より下 ここで折り返し下山


下山したとたんに明るくなり晴れ間が出だす。いつもこうだ。でもこれは思わせぶりである。
こういう美人局に何度やられたことか。後ろ髪を引かれつつもどんどん降りる。


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晴れてくる


行者小屋まで降りると大同心も赤岳も阿弥陀もみんな姿を現している。雲がすごい勢いで引いていく。
稜線からは雪煙が立ち上り、壮大な景色だった。
展望台に上がり、wander_zさんmt_hanterさんの取り付いているところを見れないかと横岳の方を探してみるが、見つけられない。


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展望台から

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展望台から

赤岳鉱泉に戻り昼食。カップラーメンが体に染みる。

nut'sさんは下山のためお別れし、
テントで一人飲み出すが、真澄のワンカップ一杯あけただけで眠くなり寝てしまう。


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男のおつまみ コンビーフきゅうり


どれぐらい眠っただろう。テントの外で私の名を呼ぶ声で目を覚ます。mt_hanterさんではな
いか!ご無事で何より!やはり天候悪化のため途中で引き返してきたとのこと。
自炊室に移動し一杯やる。もうバスもない時間だったが、ナイトハイクでお二人は美濃戸に下山。

またテントに戻り、真澄を飲みながら今朝までの4人でのB.D.村生活は本当に楽しかったなと振り返る。
すぐに寄ってまたすぐ寝てしまう。

【三日目】
朝、テントのファスナーを開けると雲ひとつない青空。急いで支度をする。
下山してからすぐテントを撤収できるよう、いつもなら出かける前にシュラフ等
テント内のものは全て片しておくが、このときは何も片付けずさっと身支度だけして出発。


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出発前

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阿弥陀岳の雪煙


地蔵尾根をいく、昨日引き返したところまできて振り返る。素晴らしい景色ではないか。
なぜか息も上らないため、まったく休憩せずぐんぐん高度を上げる。


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地蔵尾根から


地蔵の頭に出たとき、富士山が目に飛び込む。アイゼンもピッケルもよく効いたのでここまで怖かったという
こともない、富士山なんて何度も見てるではないか、なのになぜか涙が出てきた。

よく分からない感傷に浸ってる場合ではない。先に進まねば。天気は良くても、さすがに稜線上はけっこうな
風。目出し帽から出ている肌を冷たい風が突き刺す。ゴーグルをつけたいところだがテントに忘れてきてしま
った。仕方なくサングラスにして、目出し帽で口を覆い、吐く息で目の周りを暖めて歩く。

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富士山

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赤岳へ


山頂より下山してきた人とすれ違うたび、「最高の天気ですね」と挨拶を交わす。
挨拶し言葉を交わすのが楽しすぎる。

山頂は360度大パノラマ。空気も澄んでおり北アルプス、南アルプス、中央アルプス
みんなはっきり見渡せる。


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山頂より

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山頂より


文三郎尾根を下る。最初、急峻で冷やっとするところもいくつかあった。
前を向いたまま降りるからいけないのだ。
すぐに急なところはピッケルをぶっ刺し、後ろ向きになってアイゼンの爪を毎回
強く蹴り込んで降りるよう降り方を変えた。そうしたら急なところもなんでもなくなった。

行者に降りてほとんど飲んでいなかったポカリスェットをがぶがぶいく。
そして雪上で至福の一服。あと一回、このようなタバコを吸えたら禁煙しようと思いながら。


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もうすぐ行者

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至福の一服


赤岳鉱泉に降りて急いでテントを撤収し美濃戸口へ下山。あと5分というところでバスを逃がす。
美濃戸山荘前でのんびりしてる場合じゃなかった。
仕方がないので八ヶ岳山荘で風呂に入ってのんびりバスを待つことにした。
温泉ではないものの湯が有難い。

帰りのバスの車窓から眺める南アルプスが雄大だった。中でも甲斐駒が群を抜いて
かっこいい。後ろの席のおじさんに「甲斐駒は黒戸尾根から登らないとその良さは分からない」
と言われた。そんなこと言われたら、行くしかない。

待っててよ、甲斐駒さん!
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by nari0000000000 | 2010-03-25 01:13 | 山歩き