「ほっ」と。キャンペーン

アウトドア日記


by nari0000000000

カテゴリ:フライフィッシング( 15 )

北アルプス釣行

例年の夏休み釣行メンバーで北アルプスの渓へ。

林道ゲートで車のドアを開けた瞬間にアブの大襲撃。

私はバグネットを忘れてきたと思い込んでおり、顔剥き出し。気合で大量のアブの中を歩いた。

後に幕営地でバグネットがザックの底から出てきた時はショックだった。あの時バグネットをしていれば…

この土地ではアブのことを「おろろ」と呼ぶらしい。とにかく物凄い数だし、服の上から、隙間から、がんがん噛んでくる。少しの肌も出してはならない。おそろしかった…

林道から登山道に入ってからはアブは殆んどいなくなった。

d0111124_19050893.jpg


辛い急登も展望があれば楽になる。展望のあるまでが大変だった。

稜線に出てからは反対側の沢を下降するのだが、地形図の水線はかなり下にある。水線までの沢筋はいくつもあるため、どこを辿っていいのかいまいち見当ついていなかったが、TZWさんが一発で正解を見つけてくれた。藪漕ぎほとんどなしで難なく水線まで出られた。

稜線から水線に出るまでに1、2時間の藪漕ぎは覚悟の上だったため、とてもありがたい。

目的の沢の出合い、先ずは食事と、素麺を茹でるために小さい焚火をおこした。

お湯ができるまでの間、フライを結んで早速一投。いきなり九寸の元気な岩魚が飛びついてきた。

一投目で釣れるということはもう約束されたようなもの。落ち着いて素麺を食べ、農ポリを設営し、いざ釣行へ。

d0111124_21165459.jpg

三人の寝床としては大き過ぎた北アルプスの豪邸

幕営地からすぐにバンバン出た。それにサイズも大きい。そして何より、渓相が素晴らしい。
長時間のアプローチも報われる。

この日一番の大物は取り込む時にバラしてしまった。逃した岩魚はでかいというが、本当にでかかった。36〜7㎝あったのではと思う。

ここのところ何回もここ一番の魚を手前でバラしている。シーズン残り僅か、ここ一番に弱い私の釣りを何とかしたい。

その魚をバラした後、動揺でティペットがうまく結べない。5回、6回、結んでも結んでも解ける。
いつもはティペットを結ぶのに失敗することはほとんどないのに。

d0111124_10553764.jpg

尺岩魚

イブニング爆発を終えて幕営地に戻る。

d0111124_19051060.jpg

8月だというのにまだまだ雪渓が残っていた。
スノーブリッジもたくさんあった。

夜は早めに寝て、翌朝遅くに起き、のんびり朝食をとってから釣行。

渓相がコロコロ変わり、魚の大きさにより棲み分けされている感じがあった。釣れないエリアがあり、小型エリアがあり、中型エリアがあり、尺連発エリアがあった。尺連発エリアの後はすぐに二股となり、流れも細くなり、また魚も少なくなった。尺連発エリアが渓相的にもハイライトだった。

流れが細くなってきたところですぐに魚止めらしい滝が現れた。まだ夕方まで時間は充分あったが、釣欲は満たされまくっていたので巻かずに納竿とした。

フライはイワイイワナとアントの12番を使った。アントの方がバラしが少なかった気がする。

フライは何でもよかったのだろうけど、細身のイワナイワナよりボディーの太いアントの方が出方が激しい気がした。

初日に大物を掛けた時、もしアントを使っていたら…

再びこの渓を訪れるときは8番フライを中心にしたい。目立てば目立つ程良さそう。

d0111124_19051068.jpg

尺連発エリア最初の一匹 泣尺一寸岩魚


d0111124_19051023.jpg

尺一寸越え岩魚。歯が鋭かった。

帰りはバグネットを被り、シャツインにして上からシェルを羽織ってフードを被り、手袋をはめて下山。

アブは相変わらずものすごかったが何とかなった。しかし真夏の炎天下にその格好で長いこと歩くのは堪えた。

あの時はアブが憎くて憎くてしょうがなかったが、これだけ良い釣りをさせてもらえたのは大量のアブがこの沢へのアプローチに人を寄せつけないのも一因かもしれないと考えると、あのアブ達にも感謝したくなってくる。

[PR]
by nari0000000000 | 2015-08-18 18:00 | フライフィッシング

富山釣行

東北に向かっていたが、道中、天気予報を見ていると目的の沢の天気がずっと悪そうだったため、急遽目的地を変更。何ヶ月も前から楽しみにしていた釣行だけど、こればかりは仕方がない。

東北、気になる日本海側の渓流のあるエリアはことごとく悪天が続く模様。

新潟だけはそれほど悪くなさそうだったため、行き先を新潟の沢に定めた。

朝、雨が上がってから林道を歩く。快晴でむし暑く、汗だくになった。ひいこら言って入渓点に着いてみると超濁流。渡渉出来たものではなかったため、さっそく来た道を引き返す。

どうしたものかと悩み、富山の沢へいくことにした。そこは地図を見ると、車である程度のところまでいけそうなため、濁流かどうかは早めに確認できそうということで選んだ。

目的の沢に着いてみると、釣りが出来ないほどの濁りではない。というか、水量は少し多めの麦茶色で爆釣の匂いも漂っているといえば漂っている。

沢沿いの斜面を1時間程藪漕いで入渓。
もの凄い岩魚の数だった。次の日、濁りが消えて平水に戻ってからも同じ、とにかく凄い岩魚の数。

流れに入っている魚は小さく、巻き返しや流れのない深場に入っている魚は大きいという傾向があった。

ただ、尺はなかなか出なかった。
唯一出た尺一寸は手前でバラした。

岩の上にフライラインを置き、岩と岩の間にフライをぷかぷかを浮かせていると、深いところから上がってきてフライを咥えた。

力強く岩の下に潜ろうとし、上げてきてたら次はエゴのある方向へ向かおうとしたので、切られるか心配だったが無理矢理引きよせた。

足元が心許ない岩の上だったため、足場の良いところに誘導し、ランディングネットに入れようとしたところでティペットを切られた。

ティペットは交換したばかりだったので、もしかしたら、岩の上に置いていたティペットが岩肌に擦れて傷がついたのかもしれない。

それから程なくして大滝が現れた。巻こうとしたけど巻けず。まだまだ先は釣れるのだろうけど、午後3時を過ぎており、無理をしてもあれなので納竿とした。

無垢な岩魚だらけで、水面はキラキラ輝いており、虫もキラキラ輝いていて、このままここでずっと竿を振り続けていたいと釣り中に何度も思った。でもその度にすぐ、そういうわけにはいかない、帰らなきゃいけないのだという当たり前のことをすぐに思い出し、胸が締め付けられるような思いをした。

とにかく何もかもが眩しくて、いかにも真夏のイワナ釣りという釣行だった。

d0111124_12444244.jpg


[PR]
by nari0000000000 | 2015-08-18 17:55 | フライフィッシング

五月末単独釣行

五月末、標高1200mぐらいの渓にて。

今年は例年よりも暖かくなるのが早く、五月前半ぐらいから、そのぐらいの標高での爆釣話をいくつか耳にしていた。

山岳爆釣始めとしてこの機を逃してはいけないと思い、急遽、平日に会社を休んで単独釣行する計画を立てた。

期待を遥かに上回る釣果となった。思い出しても興奮する。ひとつのプールから尺連発、上流に行くほどサイズアップ。

これまで良型が何連発も出るようなプールや大場所でも、尺が出たら一息つき、次のポイントへと移動していた。この釣行では、尺が出た後にもしやと思い投げてみると、尺一寸が出たりした。この釣行以降、「尺が出たらまだ尺がいると思え」を座右の銘とすることにしている。

単独釣行は不安が多いこともあり、年々少なくなってきているが、単独釣行入渓当初の不安と期待が入り混じるあの感じ、釣れ出すといつの間にか不安なんて一切忘れているあの感じはいいものだなと改めて思った。

あと、単独でデカい魚を釣った後の、誰にも言えない見せられない行き場のない興奮、ついで大きな声の独り言が出てしまったり、奇声を発してしまったり、変態ぽくなってしまうのもそれはそれでいい。

気づけば暗くまで釣りをしてしまい、真っ暗な中、駆け足で山を降りた。終盤、身体の色んなところが痛くてしょうがなかったが、ニヤニヤだけはとまらなかったのを思い出す。

d0111124_19270127.jpg

最初の尺

d0111124_19270161.jpg

頭の太さが印象的

d0111124_19270273.jpg

尺一寸

d0111124_19270223.jpg

尺一寸

d0111124_19270233.jpg

最後に腹金尺上34cm

来年もこの渓が素晴らしいものでありますよう。

[PR]
by nari0000000000 | 2015-05-30 17:30 | フライフィッシング

東北釣行

8月13日~15日

東北で人生最大の岩魚を釣り逃してしまった。
この先もう、あんなに大きな岩魚を掛けることはないかもしれない。

40cmは越えていた。そんな岩魚を源流域で掛けるのはおろか、見ることも初めてだった。
その姿を見たときはどきっとして、やり取の間はずっと心臓がばくばく鳴り続けた。

そういう岩魚を掛けた場合のシミュレーションだけはこれまで、夜な夜な再三繰り返していたため、
案外落ち着いてラインコントロールができ、けっこう深いエゴの下に潜られたりはしたが、時間を掛けて引き出すこともできた。

取り込む場所も決まり、さてこれからランディングとなった段階で、いきなり、凄まじい勢いで一気に倒木の下に潜られてティペットを切られた。
あまりの力にあっけに取られた瞬間、パチンッ。あそこでラインをスルッと出していれば、、

その岩魚を掛けたのは、50〜60mに渡り、揃って尺ばかりがバンバンに出た夢のような尺パラダイス区間の最終ポイント。
まさにいるべくしていたという淀みから出た。

そこから先にはかなり長く滑の小滝が連続しており、まだそういう大岩魚が潜んでいることを願って、滑と滑の間の深場はかなり丁寧に釣り進んだが、出るのは決まって八寸。

滑が終わり、またいい感じの瀬がしばらく続いたので、そこも丁寧に釣ったがサイズはさらに小さくなり七寸が中心。

地形図によるとその先ではまた渓相が変わりそうで、いる岩魚のサイズも変わるかもしれないと思ったが、良い時間になっていたので後ろ髪を引かれつつ納竿。

敗因は尺を5匹か6匹掛けた後にも関わらずティペットを交換しなかったこと。

そのような尺連発経験も初めてだったため、かなりの興奮状態にあったとはいえ、なぜティペットのチェックをしなかったのか、、ティペットに傷がついてたかどうか今となっては知る由もないが、よくチェックしておくべきだった。

d0111124_11325805.jpg

タマゴダケ 天然キクラゲとのバターソテー最高だった

d0111124_10415417.jpg

2泊お世話になった農ポリ渓泊 夜は羽アリが大量発生

d0111124_11582759.jpg

尺パラダイス区間最初の尺岩魚 この岩魚を機に尺連発

d0111124_11504151.jpg

尺パラダイス区間の核心部 ひとつのプールから尺2連発とか、、

d0111124_11572981.jpg

アメマスっぽいのも

d0111124_11573094.jpg

じっとしていてくれてうまいこと写真撮れた岩魚

d0111124_11531477.jpg

納竿ポイント まだまだ先が気になったが…

d0111124_1231211.jpg

あまりに長いアプローチ 藪山からの展望 よくこんなところまで来たなぁと思いつつ
[PR]
by nari0000000000 | 2014-08-17 11:39 | フライフィッシング

沢納めの会(2回め)

2010年10月9日(土)~2010年10月11日(月)

昨シーズン最後から2回めの釣行。この前の週に沢納めの会をしようとみんなで集まったのだが、
沢を納めきれていないナッツさんと私の二人でその翌週、同じところに釣行。


d0111124_2345385.jpg

下流にあるダム 濁っておらず安心する


この辺りには何本もなかなかの規模の沢が走っているが、先ずは型を拝みたいということで、
前の週に入って最も調子の良かったH沢に入ることにした。

相変わらず魚影が濃い。時期も時期だし小雨もぱらついていたため、気温はかなり低かったと
覚えているが、いかにも岩魚が好きそうという底石がしっかりあって少し深くなってるところを
選んで毛鉤を浮かべていると、岩魚くん達はたいがいすーっと浮いてきて鉤を咥えてくれた。

すぐに何匹か釣ったがサイズはあまり大きくない。少し甘いかもしれないがキープサイズ
を20cmぐらいと決め、その夜食べる分の岩魚を数尾キープして小屋に帰った。


d0111124_2371933.jpg

小さくても元気な岩魚くん

d0111124_2381995.jpg

この手のサイズが多かった

d0111124_2310384.jpg

ナッツさんもすぐにゲット

d0111124_23103738.jpg

良かったのはこういう感じのポイント


夜は岩魚料理と鳥すきをつつきながら骨酒を飲みつつ、翌朝どの沢に入るかを相談した。
魚を捌くのもなめろうをたたくのも鳥すきも、みんなナッツさんがやってくれた。
ナッツさんは岩魚を捌くのがうまかった!


d0111124_2312375.jpg

鶏すきの材料

d0111124_2313294.jpg

先ずは鶏肉を炒めて

d0111124_23142194.jpg

蒸すこと数分

d0111124_2315347.jpg

次に野菜を入れて

d0111124_23161140.jpg

また待つ

d0111124_23164631.jpg

鶏すきの出来上がり

d0111124_23174084.jpg

岩魚の刺身となめろう

d0111124_2318336.jpg

岩魚の皮と胃袋のバターソテー にんにくと鷹ノ爪、醤油で


翌朝ゆっくり寝て、このエリアで最奥のK沢まで出かけてみることにした。地形図を見る限り
かなり堰堤が多いので少し不安だったが、すでに充分に釣りを楽しんでいたし、そこで
釣れなくてもまた昨日と同じ沢に入ればいい。
それに釣れない沢を知っておくこくと翌年この辺りに来たときに無駄足を踏まなくなる。


d0111124_23201998.jpg

ところどころ崩れている林道を通って

d0111124_23211494.jpg

下流は完全に濁っていたが、さすが最上流 薄濁り

d0111124_23251237.jpg

釣りはじめてすぐに晴れ出す


半信半疑で入った沢だが、この沢が大当たり!ある区間だけだが、ポイントと思われる
ところにはすべて魚が入っており、必ずといっていいほど出てくれた。それに釣れる型も申し分なかった。


d0111124_23254632.jpg

よい型がよく釣れた

d0111124_23261725.jpg

今回最大の泣き尺

d0111124_2332537.jpg

ナッツさんはテンカラで

初めて入った沢が当たると本当に嬉しいものである。釣れなくなるまで釣り上がって切り上げ、
この夜もナッツさんの岩魚料理づくしで宴会した。前の夜、骨酒にお酒を使い過ぎて、あまり
お酒が残っていなかったことだけが残念だった。


d0111124_23335489.jpg

焼き枯らし

d0111124_23342296.jpg

残り少ないお酒で骨酒

今年はこの沢にいつ入るか?あと半月で解禁である。
[PR]
by nari0000000000 | 2011-02-16 23:37 | フライフィッシング

K沢釣行

日程:2010年9月4日(日)~2010年9月5日(月)

釣りシーズンも終わってしばらく経つ。最近、今シーズン最も感動した釣りはどこだっただろう
と振り返ることも多いが、そんな時にいつもこの渓のことが真っ先に思い浮かぶ。

北アルプスでも南アルプスでもなく、周囲を1000メートルぐらいの地味な山容の山々に
囲まれた静かな山域にある渓である。

山が大きいほどその谷にある渓流も大くなるものだが、この渓流はその山の大きさから考えると
驚くべき規模だった。
この辺りの他の沢ではよく釣りをしていたものの、まさかあれほどの渓が奥深くまで広がっていようとは
とは思っていなかった。

この沢は前から地図を眺めていて気にはなっていたものの「ゴルジュっぽい」「林道が閉鎖されて
いる」「入渓点が分からない」などの理由から釣るのが難しそうなので今まで足が遠のいていた。

今回、この沢で何度も釣りをしたことがあり、地形もよく把握されているjanさんに連れていって
もらうこととなった。

それにしても何年も人が来ないと(少しは来るだろうが)、岩魚はこんなにも育つのか。
成長しきった大きなヒレに鋭い牙、腹は実に濃いオレンジ色をしていて中には金色のものまでいる。
そのようなワイルドな魚体の岩魚達がたくさんいいた。

魚だけではなく植物にも驚いた。私は植物について疎いほうだが、渓流を歩きながら時々足を止め
て山の斜面をじっくり眺めてみると実に色々な木や草が生えており、この辺の他の渓流に比べて
自然が豊なことを感じる(この辺の他の渓流も充分に素晴らしいけれど)。

土砂崩れの後はほとんどなく土壌がしっかりしている感じがする。そのためか、沢には砂が
ほとんど流れ込んでおらず、底石だらけの岩魚の隠れ家だらけだった。

この渓流に続く林道は随分前に閉鎖されたとのことだが、林道が閉鎖される前はこんなにも
自然豊かだっただろうか。

この素晴らしい渓相や魚をたくさん写真におさめておきたかったが、この日はあろうことか
カメラを忘れてきてしまった。
滅多にない渓相と滅多にない魚体、それに夜は満天の星空だったのに。

三脚だけは忘れずしっかり持ってきていた。もちろんだが意味のない荷物である。
そのため、このブログの写真は全てjanさんにいただいたものである。

前置きが長くなりすぎてしまったが、そのような良い雰囲気の沢に降り立ち、さっそく釣行開始。

といきたいところが、いきなり巻けない滝の出現でさっそく入渓に失敗。
やっと釣りができるとなった頃にはすでにヘトヘトになっていた。


d0111124_17133033.jpg

林道から

d0111124_17151670.jpg

一度沢に降りようとしたものの巻けそうになかった滝

ヘトヘトだったし入渓に成功したことを祝って先ずはビールで乾杯。全く冷えてないビールが
異常なほどうまい!

木々は頭上高くで交差している。フライを木に引っ掛ける心配もなく、ロッドは振りやすそう。
ラインを振りながら釣り歩ける。

先行させていただき釣り上がっていく。まだ水温が低いせいか、なかなか反応がない。
しかし魚の走る姿は時々みかける。魚はいるがまだ捕食時間ではないようだ。


d0111124_1718379.jpg

このような渓相がしばらく続く 滝を巻くのがけっこう大変


谷に日が差し込んでからしばらくしてヤマメを釣る。これだけ上流にヤマメがいることに驚いた。
それにしても野生味溢れる素晴らしい魚体。
出方はいかにもヤマメという素早い出方をした。イワナを釣る気でいたのに合わせ遅れせず
よかった。


d0111124_17202943.jpg

渓相に似合い黒々とした魚体のヤマメ


このヤマメを1匹釣った後はワイルドイワナのオンパレード!素晴らしい魚体にいちいち驚く。
しかしよくバラした。何がいけなかったのだろう。フライはメイフライパラシュートがほとんど
だったが針のサイズはときどき変えてみたりはした。
バラしても問題ないぐらい釣れるので、あまり気にはしなかったが。
それにしてもjanさんはあまりバラしていない。何が違ったのだろう。流し方の違いだろうけど。
また、私が先行したその後ろで釣られているところを何度も見た。さすがとしか言いようがない。


d0111124_1723643.jpg

素晴らしい渓相 自分が写っているこんな写真を撮ってもらえて嬉しい

d0111124_17241131.jpg

このように腹のオレンジが綺麗な岩魚がオンパレード

d0111124_17245153.jpg

janさんが釣った腹が金色の岩魚

d0111124_17261129.jpg

janさん


遡行については何ヵ所か冷やっとするところがあった。竿をたためばそれほど怖くはなかったの
だろうけど、janさんも私もなかなか竿を畳まない・・

クラックから入ってすぐ横に巻かなければいけないところを、そのままどんどん登っていって
しまい降りるのに大変苦労した。

そういえば夏にいった万太郎谷でも同じ間違えをした。懲りていない。クラックを登ることに
夢中になりすぎて横を見ていないのだ。
後から聞いたところ、そんなに高いところから巻くことはめったにないとのこと。

釜を泳いで滝に取りつかなければ先へ進めないところへ出た。谷にはもう日の差さない時間
となっておりかなり寒い。
この滝のことは釣りをする前から聞いており、泳ぐ気満々でいたのだが、寒すぎてまったく
泳げる気がせず納竿とした。

ビバーク適地を探しながら下る。10分ぐらい歩いたところに2人ならぎりぎり横になることが
できて、小さな焚き火ならおこせそうな平地を見つける。そこに農ポリを張って野営とした。


d0111124_17304269.jpg

農ポリを利用したタープを張って火を熾す

d0111124_17312733.jpg

キルトを被って焚き火の横にそのまま寝た


夜は焚き火を囲って数々の岩魚料理と山椒味噌に舌鼓を打ち、この渓や岩魚がどれほど貴重なもの
かを興奮して話した。岩魚を食べながら話すというのもあれだが・・

翌朝、釣りはなし。朝食をとって少しのんびりしてすぐに脱渓とした。だいたい釣ろうにも朝の気温
の低いときにこの先にあるあの釜を泳ぐ気にはとてもなれない。

帰りはけっこう急な斜面で谷が深いため距離もありなかなか大変だった。
岩の脆いところで次の一歩が出せなくなり、先にそこを越えていたjanさんにロープを垂らして
もらって登れた。一人だったらどうしていただろう。一度沢まで降りていたと思う。


d0111124_1734664.jpg

脱渓


林道に出てからはアスファルトの道を延々歩いてゲートに到着。かなり疲れた。
帰りの車の中でも、この渓がどれほどすごいかということばかり話していた。

来シーズン、何度も訪れたい渓だが、あまり来すぎて魚が減りすぎては困る。
我慢して一度や二度の釣行にとどめておきたい。
今からその一度か二度の釣行が楽しみでならない。
[PR]
by nari0000000000 | 2010-11-20 17:44 | フライフィッシング

南ア深南部釣行

2010年9月4日(土)~2010年9月5日(日)

東京から6時間かけて南アルプス深南部の名渓へ。何年も前から憧れていた渓である。

一日二日では釣りきれない長い沢のため、なかなか行けずにいたが今回一泊二日で
釣れるところまで釣ってみようということになった。

車止めから少し林道を歩き、吊り橋を渡ってダムのバックウォーターから入渓。
ダムの上流部は完全に水が枯れてしまっている。
少し心配になったが、遠くで沢の音がするし伏流しているせいだろう。


d0111124_647874.jpg

出発

d0111124_6504165.jpg

吊り橋


水のない川底をしばらく歩く。広大である。それにしても早く水が出てきてほしい。
腹は減って早く朝食を食べたいが、水が出てくるまでは休むに休めない。
みな黙々と歩く。

小さな水流が現れたところで休憩。朝食とする。これで一安心だ。


d0111124_6522533.jpg

足周りはPazdesignのウェーディングシューズと渓流のネオプレンスパッツ
ウェーディングシューズはモンベルのサワートレッカーに比べると滑りやすかった

コンビニで買ったおにぎりで簡単に朝食を済ませ、いざ奥地へ。
歩を進めるにつれどんどん水量が増え、釣れそうなポイントもちらほら現れはじめる。
一人なら竿を出していたところだ。

釣りをしようと決めていたところまではまだまだ先のため、おいしそうなポイントを
横目に進む進む。


d0111124_6571572.jpg

良さそうなポイントが出てきだす

二股に分かれたところで竿を出してみることにする。janさんは一人で支流へ。
すぐに反応があったらしく、これは期待も高まる。

ビバークポイントに向けTanzawaさん、ULGさん、私の3人で釣り上がる。


d0111124_731172.jpg

二股のあたり(janさん撮影)

d0111124_6594443.jpg

Mariposa背負った源流釣り師


Tanzawaさんのキャストがやたらうまい!綺麗なループがきちんとターンしてフライが
すっと飛んでいく。私のキャストを見られるのが恥ずかしくなったが、そうも言ってはいられない、
釣らねばならない。パイロットフライをメイフライパラシュート#12として釣り上がる。

反応は思わしくない。先行者らしき足跡が気になる。けっこうはっきりしているが今日
のものなのか?

だいぶ奥まで進むと反応がよくなってきて数匹釣る。型はどれもあまり大きくない。
しかし沢の規模が大きいからか?サイズのわりに力が強く良く引く。

素晴らしい渓相を2時間ほど釣り上がって三股出合いのビバークポイントに到着。
ザックをおろして一休みし、食料調達のため早々に腰を上げ各々空身で沢分散。

Tanzawaさんは中規模の支流へ。janさん、ULGさんはそのまま本流へ。私は小さな支流に入った。

先行者があったとしてもこんな大きな沢で私が入るようなこんな小さなところに入る人は
いないだろうと魚が残っていることをかなり期待。

入ってすぐに反応あり。魚は多いが、小さな魚ばかりの様子。針を咥えるまでに至らない。
しばらくして一匹釣ったがサイズが小さい。リリースするかかなり迷う。申し訳ないが
骨酒のためにキープした。

小さな滝をいくつか越える。反応は良くも悪くもならないが、サイズが良くなった。
まあまあのサイズを釣った。ここまではすべてニッコウイワナ(ハイブリッド?)


d0111124_753818.jpg

ニッコウイワナ?

いい時間になってきており、そろそろ良い型の魚を数尾揃えたいと焦ってくる。
焦り出したところで魚留めらしき滝が出現。まだ満足のいくサイズを一匹も釣っていない。
フライを投じる前に深呼吸をして、ラインに傷がないかを確認する。
日も陰りはじめていたため、これまでつけていたメイフライ#12をエルクヘアカディス#10に取り替える。

滝の左側の水流、白泡の切れ目のあたりにエルクヘアカディスをぶち込む。
いきなり出てくれた。ランディングするとでかいヤマトイワナ。思わず叫んでしまった。


d0111124_765775.jpg

魚留めらしき滝

d0111124_78357.jpg

尺ヤマト 持ち帰ってまな板についたメジャーで計るとぎりぎり30cmあった


静かに釣ったのでこの淵でまだ期待できる。今度は滝の中央の流れにフライを流す。
また出た!しかし、合わせるのが早かった。しかも針がかりした感触。
その後、何回か同じところを流すがやはり出てくれない。

しばらく時間をおいて同じところをまた流したら今度は針にかかった。
これも九寸の美しいヤマトイワナ。「なんじゃここーー」とまた叫んでしまった。

まだいけそうな気がしてその後もフライを代えたりしてしつこく狙ったがこの日はこれにて終了。
ビバークポイントに戻った。


d0111124_793177.jpg

九寸ヤマト 一度針がかりしたのにまた出てきた魚はこれがはじめて


ビバークポイントに戻るとみんなもう帰られており、タープも張られてすごい量の蒔が集められていた。
釣りにのめり込みすぎたか・・・申し訳なかった・・・


d0111124_712445.jpg

火起こし

d0111124_7143048.jpg

農ポリと荷造り紐を利用したタープ


火を起こしてからはTanzawaさんの魚の捌き方、手際よすぎる調理に感心しきり。
岩魚のなめろう・刺身・皮のバターソテー、モツ炒めに卵のしょうゆ漬けができるまであっという間だった。

ULGさんが焚き火で炊いたふっくらしたお米に焼き枯らした岩魚のほぐし身の混ぜごはんと
骨まで食べられるほど煮込んだ白味噌仕立ての岩魚汁。それに充分すぎる量のビール。

ごはんで腹を落ち着かせた後はなめろう・刺身を肴にjanさんのつくった飴色の骨酒で渓語り。
最高の宴だった。

骨酒の後は富士山麓で酔っ払い、タープの下でゴロ寝。朝まで目を覚ますことはなかった。


d0111124_7154521.jpg

イワナを三枚におろすところ 皮・腸・胃袋を綺麗に分類

d0111124_7165742.jpg

イワナの刺身・なめろう、皮のバターソテー

d0111124_7174369.jpg

米炊きと焼き枯らし

d0111124_7183031.jpg

渓鮮丼

d0111124_719133.jpg

イワナ汁

d0111124_7243854.jpg

骨酒呑みながら渓語り


翌朝、ULGさんと支流へ。水量も豊富で素晴らしい渓相。さっそくULGさんが一匹釣った!
その後も良い型を掛けるが手元でバラす。実に惜しかった・・・


d0111124_7225557.jpg

朝、日の光が渓流に差し込んでくる 綺麗だった (janさん撮影)


泳がなければ先にいけない淵にきて、この先までいくか相談。泳いだ先にある滝にとりついても
登れるかどうかは分からない。ここまで好反応続きであれば無理してでも行っただろうが、
もうすぐお昼時でもあるし諦めて戻ることにした。

お昼ごはんもTanzawaさんの岩魚づくしの料理。1本ずつ残しておいたビールで乾杯。
岩魚のほぐし身まぜごはんのおにぎりに卵のしょうゆ漬けをのせて、ビールでごくり。
最高というよりほかなかった。


d0111124_720398.jpg

昼食時

d0111124_7205175.jpg

昼食


お昼ごはんを食べて満腹になって帰った。


d0111124_7274146.jpg

汗をかいたので最後にひと泳ぎ

d0111124_726291.jpg

入渓したダム上に戻る


だらだらと長い文章になってしまったが、とにかく美味しい釣行だった!
[PR]
by nari0000000000 | 2010-09-09 07:28 | フライフィッシング

万太郎谷

2010年8月7日(土)~2010年8月8日(日)

谷川岳Fish&Peakのつもりで魚野川水系の万太郎谷へ。

本流はあのイワナで有名な魚野川である。これは期待も持てようというもの。

前夜発、土合駅の駐車場に車をとめ始発を待って土樽駅へ。

486段の階段を降りる。やはりこの階段には雰囲気がある。
冬に谷川岳にいくときこの階段を登ってぜいぜい言ったことや、
クライマーズ・ハイの台詞などを思い出しながら下る。
486段といっても下りだと楽。


d0111124_2239737.jpg

土合駅の階段


土樽から吾策新道をしばらく歩いて大きな堰堤上から入渓。
いきなりかなり良い渓相が広がる。

先週に雨の降ったおかげか水量がちょうどよく、天気もすこぶる良い。
虫も飛んでいてかなりいい感じ。
これは一投めか二投めか、すぐに釣れるだろうと高を括っていたが
いくらフライを投げてもうんともすんともいわない。

しばらく行くと測量士の人達が仕事をしていた。なるほど。
先行者があったせいだと思って気を取り直してその後も竿を振りまくるが
とにかく魚の反応がない。川にジャブジャブ入って歩いてみても魚が
走ったりすることもない。時間も時間だしお昼にすることにした。


d0111124_2241138.jpg

入渓

d0111124_22411266.jpg

日も差し、虫も飛んでいて良い渓相


そうめんを茹でてヘッドネットに入れて清流でじゃぶじゃぶ。
薬味は生姜と茗荷を大量に。そうめんも3人で12束と大量で満腹。


d0111124_22423436.jpg

mt_hanterさんのヘッドネット 初使用がそうめんの水切り

d0111124_2243274.jpg

そうめん


お昼を食べたところの近くにミズらしき山菜がたくさん生えていた。
試しにかじってみるとどう考えても食べられそうな感じ。
nutsさんに確認してみるとミズとのこと。
ミズはもう分かった。これならどこにでも生えている。
満腹の今採ることもないなと思いここでは採らないでおく。

昼食の後は美しいナメの連続。あまり竿を出すような渓相ではないため
竿を畳むか迷ったが、通り雨の後に日が差して込み、虫もいっぱい飛んで
いていい感じであったため、念のために竿を持っての遡行。
ナメとナメの間にイワナの隠れ場所の多い良い瀬がところどころあったが、
やはりそこでも魚はおらず、意味が分からない・・・


d0111124_22444283.jpg

美しい渓相にうっとり

d0111124_22454958.jpg

ダイナミックな渓相にびっくり

d0111124_22513360.jpg

ナメもきれかった


これ以上釣りながらの遡行をしていると今夜泊まる予定である二の滝と三の滝の
間まで辿り着けないということで、釣りはあきらめ竿を畳む。

釣りをあきらめたとたんに沢を歩くこと自体がすごく楽しくなる。
へつったり泳いだり飛び込んだり、とにかく面白かった。


d0111124_2247795.jpg

飛び込んだときの私の頭

d0111124_22484530.jpg

水が綺麗

d0111124_224951.jpg

靄がかかって深山霊谷の雰囲気

d0111124_2250637.jpg

nutsさんと私は泳いで

d0111124_2250273.jpg

mt_hanterさんはへつって


遊びすぎでゆっくり歩きすぎ、なんとか3人寝られるビバーク適地を
見つけた頃には6時半も回っており、日も沈みかけていた。

イワナは釣れず、簡単に見つかると思っていたフキやミズも上流部には
なかったため思っていた晩ごはんではなかったが、焚き火缶で炊いた米に
ベーコンやソーセージに缶詰め、ビールやお酒もいっぱいあって満腹になった
気持ちよく酔って満天の星空のもとすぐに寝入った。

夜中目を覚ましたとき星空が広がっているというのは、自分が今どこにいるのか
一瞬分からずとまどったりする。しばらくして自分は今、渓に寝ているんだと知って
嬉しくなってまた眠る。やはりゴロ寝最高。


d0111124_22523716.jpg

ビバークポイント

d0111124_22533550.jpg

米炊きは直火 お湯は吊って


翌日は昨夜の残りの米とチキンラーメンとベーコン、にんにくで雑炊
を作り3人で食べる。適当だがこれがまたうまかった!

出発してすぐ三の滝に到着。下段は先ずmt_hanterさんに登ってもらった。
上段はコケで滑りやすくなっているがルンゼがあるのでさくさく登れた。


d0111124_22553283.jpg

三の滝下段 トップのmt_hanterさん

d0111124_22565990.jpg

三の滝上段


上段の巻きは右の細い流れのルンゼを通って滝上まで出て藪をこいで本流に
下りると事前に聞いていたが、巻いた足跡を見つけられないままその細い流れ
をひたすらまっすぐいってしまったためかなり時間を費やした。
そのまま稜線まで行こうとしたが藪が濃すぎてこげなくなり、結局戻って
踏み跡をみつけて本流に降りる。疲れた。


d0111124_22575365.jpg

間違って進んだ細い流れ

d0111124_22583719.jpg

やっとのことで本流に出る 疲れたため休憩


本流も水が枯れてしばらくいくと背の低い笹藪の草原が広がった。稜線まであと少し。
疲れきっていたが草原を抜け登山道に出たときにはその歩きやすさにうれしくなり
さくさく歩けた。


d0111124_22593886.jpg

本流の水が枯れたところ

d0111124_2311093.jpg

笹藪の草原

d0111124_2313567.jpg

もうすぐ小屋

小屋には何も売ってないだろうと思っていたが、なんと三ツ矢サイダーが売っていた。
もちろん買って一気飲み。ものすごいうまかった!


d0111124_2315130.jpg

谷川岳肩の小屋

けっこう遅い時間になっていたし山頂へは行けず。残念だがガスっていたためまあいい。
天神平からロープウェイの駅に急いで下山した。

イワナは釣れなかったが綺麗な渓で本当に楽しい沢歩きだった。

ただ、あれほど素晴らしい渓相で天候・水量申し分ないのになぜイワナが釣れなかったか
不思議でならない。トンネル・ダムなど工事の影響?

ああいう沢にはぜひイワナに泳いでいてほしいものだ。
[PR]
by nari0000000000 | 2010-08-14 23:04 | フライフィッシング

南アルプス釣行再び


日程:2010年7月24日(土)~2010年7月25日(日)

とにかくヤマトイワナが釣りたいということでヤマトイワナの棲む渓へ。

先行者はいないか?水量はどうだろう?フライは何がいい?
何時にどの辺りを釣ってどこでビバークして明日はどこを釣って・・・

行きの車内ではみんなで色々話したが、どうせめちゃくちゃ釣れるでしょ
というところに落ち着いた。

まだ暗いうちにゲート到着。
先行者の車が既に停まっているし、何よりゲートが閉まっている!
予定していた源流部まではそのゲートからだととても歩けたものではないので
すぐに予定変更。地図を広げて別の林道(廃道?)を見つけ、そこから斜面に
それて入渓。


d0111124_11332258.jpg

出発

d0111124_11363352.jpg

忘れられた林道へ いい雰囲気だった

d0111124_11364737.jpg

いざ渓へ降りる


白濁する本流を遡上。さすが南アルプスの渓、この標高でこの水量か。
上流まで濁りが続かないか心配だがでかい岩がごろごろ、砂もたまっておらず
嬉しくなる。上流までずっと濁っていたとしても途中何本も沢が入っているので
そこを釣ればいい。

本流は開けていて歩きやすい。徒渉しにくそうなところもあったが、
じっくり流れを探せば渡れるところは必ず見つかった。


d0111124_11373847.jpg

白濁する渓

d0111124_11382476.jpg

janさんはへつって ULGさんと僕は対岸から


良さそうな沢を発見。さっそく釣ってみることにした。
janさん、ULGさんは下流、私は上流と二手に別れて入ってみるが反応がない。
一級ポイントを二つぐらいやってだめだったのであきらめて戻ってお二人と合流。

下流はけっこう反応あるとのこと。私もそこで竿を出してさっそく一匹釣る。
綺麗なヤマトイワナだった。キープサイズには小さいが、すいません。
骨酒のためにキープさせていただいた。


d0111124_11395395.jpg

沢の入り口


その沢に見切りをつけ一旦林道に上がりひたすら歩く。林道歩きは単調なので眠くなる。
歩きながらほんとに寝ていたらしく後ろから時々、janさんに起こされる。

途中、林道から川をみてみると白濁の原因となってる沢発見!二股に分かれた一方の沢から
完全にホワイトウォーターが差し込んでいる。もう一方の本流はクリアウォーター。
これは魚刺してくるでしょ!

ということでさっそく入渓。入渓点をビバーク地に決め、ビールを冷やしザックをデポ。
空身で釣り上がる。

青空の下、綺麗な流れに立って竿を振りフライを流す。元気なイワナが飛び出してくる。
頻繁ではないけども。でも嬉しいじゃないか!釣りをやっていて本当に良かったと思える瞬間だ。


d0111124_11422686.jpg

空は青い

d0111124_11431265.jpg

元気に飛び出すイワナくん


晩ごはんに食べる分だけのイワナをぶらさげyrビバーク地に戻る。


d0111124_2295558.jpg

ビリー缶で米を炊く ULGさんの焚き火フォームはさすが豪快!


今晩はイワナづくしである。お酒の量も大量である。
大きな焚き火を囲って宴。イワナの刺身、なめろう、胃袋・皮のバターソテー、
そしてフキを入れたイワナのアラ汁。
イワナ料理はどれも美味いしビリー缶で食べるごはんは最高!ごはんがごはんが進む進む。


d0111124_11465044.jpg

刺身、卵、なめろうの三点盛

d0111124_11472655.jpg

胃袋・皮のバターソテー にんにく・鷹の爪で

焼き枯らしがちょうどよくなった頃に骨酒を頂く。人生初の骨酒である。
一口呑んで思った。「なんじゃこれは!」うますぎる。


d0111124_11485450.jpg

イワナの焼き枯らし

d0111124_11494686.jpg

明るい月夜

d0111124_11501196.jpg

焚き火


幻想的な月明かりの下、焚き火を囲って焼き枯らしを肴にこんなに美味しいお酒。
何も言うことなかった。「うまいうまい」とうるさいぐらい言っていたと思うけれど。

散々呑んで散々喋って、いつのまにかゴロ寝。暖かいしキルトで充分。
翌朝までぐっすり眠った。



かなり遅めの起床。もうお二人は準備をはじめている。僕も急いで支度。
といっても準備はとても簡単。竿にはフライをつけっぱなしだし、ザックに
行動食と鍋やストーブを詰め込むだけ。


d0111124_1151661.jpg

気持ちのいい朝


さあ釣るぞ。また僕が上流を釣らせていただいた。一級ポイントの連続。
期待も膨らむ。でも一向に反応がない。

これはこのあたりをすっ飛ばしてもっと上流にいったほうがよいのではないか?
そう提案しようとお二人のところに戻ると、janさんはバンバン釣れてるとのこと。
それを聞いたときの僕の心境をどう表現すればよいか。
例えるなら笑うセールスマンにドーーーンとやられた感じだった。

話を聞くに小さいポイントで出るのだそう。そっこうで作戦変更。するとほんとう
すぐに出た。

さっそく良型ヤマトが飛びついてきた。それからも高反応続きで昼ごはん分のイワナが
すぐに揃う。

昼ごはんはソーメンとイワナの刺身。最高。


d0111124_11524842.jpg

沢ソーメン 薬味はしょうがと茗荷

d0111124_11533440.jpg

胃袋も刺で 食感がたまらない 珍味


なかなかうまくまとまらなかったけれど、とにかく楽しい釣行だった。
綺麗な川にイワナがいて、それを釣って食べて、お酒を飲んで、焚き火囲って
尽きることない話をして。またこのメンバーで釣りにいきたいと心から思った。


d0111124_22122582.jpg

なんとか明るいうちに戻れた

d0111124_11562789.jpg

帰りはつるつるの温泉へ

最後にイワナの胃袋の中身についてだが、1日めはほとんどがカナブン、2日めはほとんどアリ。
日によって食べているものが全く異なっていた。これには驚いた。できれば胃袋に合わせた
フライを使いたい。
[PR]
by nari0000000000 | 2010-07-28 11:56 | フライフィッシング

南アルプス釣行

日程:2010年7月17日(土)~2010年7月19日(月)

三連休。これは Fish & Peak しかないでしょ。ということで南アルプスの沢へ。

林道は土砂崩れのため通行止め。おそらく僕の入る沢に人は入っていないはず。
イワナ爆釣でウハウハ、山頂まで上がって大展望を期待していた。

本流をみるにかなり水量が多いのが気になるが、まあ、源流までいけば釣りになるだろう
と思っていた。


d0111124_10464475.jpg

とりあえず入渓前にお決まりの一枚


沢の入り口まで延々とアスファルトの道路を歩いて到着。
通行止めのため釣りらしき先行者の車はなし。


d0111124_10491299.jpg

こういう道からの入渓は心躍る


入渓してすぐのあたりはかなりの水量だったが先ずは竿を出してみる。
やはり反応はない。
堰堤の流れ出しもすごい水量だったが、比較的ゆっくりフライを流せる流れもあった。
水深があるのでしつこくフライを流していると白泡の中から良い型が浮いてきた。
その後も何度も流して一匹釣る。

理由はあまりないが最初の一匹はリリースすると決めているのでリリース。
というより写真を撮ろうとして逃げられた。


d0111124_10504273.jpg

最初に釣った区間


これで釣れることがわかったので林道に戻って上流に向かう。

それにしても単独の沢はドキドキする。地形図は何度も眺めてどの支流も頭に入っている。
この沢を詰めたことのある方から話も聞いている。でもどこから入渓するか、どこで釣りするか、
どこでビバークするか、当たり前だが決めるのはすべて自分である。
そのことになんか高揚しながら林道をひたすら歩く。

林道がなくなったところから入渓するものの水量が多くて簡単に徒渉できない。
探せば見つかるが徒渉点を見つけるのにかなり時間がかかる。かなり戻らなければ
ならなかったり。

予定としていたビバーク地まで辿り着くには時間的に押しそうなので、この日の釣りはあきらめる。
明日水が引いたらどうせ爆釣だから今日はあまり進まないほうがいいでしょうと自分に言い聞かせて。

徒渉するか泳ぐかしないと先に進めない小さい釜に出る。
水量からしてどちらも無理なため、あきらめてその辺りでビバーク。


d0111124_10533037.jpg

先に進むのあきらめた釜


イワナはないが焚き火を眺めてウィスキー舐めながら静かな夜を過ごせた。


d0111124_10541673.jpg

ビバーク地から

d0111124_10544949.jpg

幕はシャン1

d0111124_10553414.jpg

ウィスキーの肴


翌朝、シェルターから外に出てみてがっかり。ほとんど水が引いていない。


d0111124_10573223.jpg

沢での朝食はやはりソーメン 薬味はしょうがと茗荷


昨日敗退した釜まで巻き道を使って歩き、防水パックを入念にチェックし泳いでみる。
すぐに押し流されてまったく先へ進めない。あと1メートルというところなんだが。

三度試して心が折れた。水も冷たいし日も差さないし寒すぎる。

徒渉すれば先に進めるが失敗して流されると下が滝になっている。
やめておいた。

さてどうするか?山頂までいくにはこの沢を詰めるしかない。
他の沢からもいけるかもしれないが下調べもしていないしこわい。
なので山頂はあきらめた。

せめて釣りはしたいなと少し戻って分岐している別の沢に入ってみた。
地形図をみると上流はかなり広い等高線。
これはフラットなフライ向きの渓相なのでは?と期待して。
でもそのフラットなところに行くまでには滝マークがひとつ入っている。
それが心配。とりあえず行くだけ行ってみた。
こちらの沢は日が差して気持ちいい。


d0111124_10592815.jpg

こちらの沢もかなりの水量 釣りにならない


d0111124_1101646.jpg

滝の下をくぐったとき目の前に虹ができて綺麗だった


d0111124_111282.jpg

滝の直下から


問題の滝に到着。奥に滝が隠れているらしいが見えない。
水量すごいし、へつれそうにないし巻き道なさそうだし先へ進むのをやめた。


d0111124_1173465.jpg

あきらめた滝


もうどこも先へ進めないので昨日釣ったあたりまで戻ってそこで釣りして
適当に泊まることにした。

だいぶ下流まで下って竿を出す。かなり高反応。でもけっこうバラす。
山頂までいけなかったことが残念すぎて心が乱れているせいだろう。


d0111124_1183215.jpg

黒めのイワナくん

d0111124_1192564.jpg

白めのイワナくん


大きな流れ出しで尺をゆうに越えるのが白泡の中から二度も出てきた。
ドラグがかかっていたのだろうか、フライに追いつかずそっぽを向かれた。
しかしデカかった。声に出してひとり言を言っていたと思う。
「これが連邦のモビルスーツか!」みたいな感じで「これが南アルプスのイワナか!」
とかなんとか。


d0111124_1111022.jpg

大きなのが浮いてきた流れ出し


ラーメンを食べてゆっくり一服し心を落ち着かせてから再度釣りすることにした。


d0111124_1112870.jpg

サッポロ一番全部入り


そして最後の最後に尺には届かぬもののデカイワナくんゲット。

このイワナを含め三尾もって早めのビバーク支度とする。


d0111124_11132731.jpg

今回一番大きかったイワナくん

d0111124_1117930.jpg

快適な幕営地

d0111124_11183156.jpg

早い時間から焼き枯らし

d0111124_1119248.jpg

沢の道具


下が砂地の快適なビバーク地に豊富な流木で大人焚き火、良型イワナ三尾の焼き枯らし。
ウィスキーは白州。この沢に入っているのは僕一人。

予定通りにはいかなかったものの素晴らしいじゃないか、贅沢じゃないか。

その夜、大きな焚き火を眺めながら幸せな気分に浸った。
[PR]
by nari0000000000 | 2010-07-28 11:27 | フライフィッシング