アウトドア日記


by nari0000000000

南ア深南部釣行

2010年9月4日(土)~2010年9月5日(日)

東京から6時間かけて南アルプス深南部の名渓へ。何年も前から憧れていた渓である。

一日二日では釣りきれない長い沢のため、なかなか行けずにいたが今回一泊二日で
釣れるところまで釣ってみようということになった。

車止めから少し林道を歩き、吊り橋を渡ってダムのバックウォーターから入渓。
ダムの上流部は完全に水が枯れてしまっている。
少し心配になったが、遠くで沢の音がするし伏流しているせいだろう。


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出発

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吊り橋


水のない川底をしばらく歩く。広大である。それにしても早く水が出てきてほしい。
腹は減って早く朝食を食べたいが、水が出てくるまでは休むに休めない。
みな黙々と歩く。

小さな水流が現れたところで休憩。朝食とする。これで一安心だ。


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足周りはPazdesignのウェーディングシューズと渓流のネオプレンスパッツ
ウェーディングシューズはモンベルのサワートレッカーに比べると滑りやすかった

コンビニで買ったおにぎりで簡単に朝食を済ませ、いざ奥地へ。
歩を進めるにつれどんどん水量が増え、釣れそうなポイントもちらほら現れはじめる。
一人なら竿を出していたところだ。

釣りをしようと決めていたところまではまだまだ先のため、おいしそうなポイントを
横目に進む進む。


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良さそうなポイントが出てきだす

二股に分かれたところで竿を出してみることにする。janさんは一人で支流へ。
すぐに反応があったらしく、これは期待も高まる。

ビバークポイントに向けTanzawaさん、ULGさん、私の3人で釣り上がる。


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二股のあたり(janさん撮影)

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Mariposa背負った源流釣り師


Tanzawaさんのキャストがやたらうまい!綺麗なループがきちんとターンしてフライが
すっと飛んでいく。私のキャストを見られるのが恥ずかしくなったが、そうも言ってはいられない、
釣らねばならない。パイロットフライをメイフライパラシュート#12として釣り上がる。

反応は思わしくない。先行者らしき足跡が気になる。けっこうはっきりしているが今日
のものなのか?

だいぶ奥まで進むと反応がよくなってきて数匹釣る。型はどれもあまり大きくない。
しかし沢の規模が大きいからか?サイズのわりに力が強く良く引く。

素晴らしい渓相を2時間ほど釣り上がって三股出合いのビバークポイントに到着。
ザックをおろして一休みし、食料調達のため早々に腰を上げ各々空身で沢分散。

Tanzawaさんは中規模の支流へ。janさん、ULGさんはそのまま本流へ。私は小さな支流に入った。

先行者があったとしてもこんな大きな沢で私が入るようなこんな小さなところに入る人は
いないだろうと魚が残っていることをかなり期待。

入ってすぐに反応あり。魚は多いが、小さな魚ばかりの様子。針を咥えるまでに至らない。
しばらくして一匹釣ったがサイズが小さい。リリースするかかなり迷う。申し訳ないが
骨酒のためにキープした。

小さな滝をいくつか越える。反応は良くも悪くもならないが、サイズが良くなった。
まあまあのサイズを釣った。ここまではすべてニッコウイワナ(ハイブリッド?)


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ニッコウイワナ?

いい時間になってきており、そろそろ良い型の魚を数尾揃えたいと焦ってくる。
焦り出したところで魚留めらしき滝が出現。まだ満足のいくサイズを一匹も釣っていない。
フライを投じる前に深呼吸をして、ラインに傷がないかを確認する。
日も陰りはじめていたため、これまでつけていたメイフライ#12をエルクヘアカディス#10に取り替える。

滝の左側の水流、白泡の切れ目のあたりにエルクヘアカディスをぶち込む。
いきなり出てくれた。ランディングするとでかいヤマトイワナ。思わず叫んでしまった。


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魚留めらしき滝

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尺ヤマト 持ち帰ってまな板についたメジャーで計るとぎりぎり30cmあった


静かに釣ったのでこの淵でまだ期待できる。今度は滝の中央の流れにフライを流す。
また出た!しかし、合わせるのが早かった。しかも針がかりした感触。
その後、何回か同じところを流すがやはり出てくれない。

しばらく時間をおいて同じところをまた流したら今度は針にかかった。
これも九寸の美しいヤマトイワナ。「なんじゃここーー」とまた叫んでしまった。

まだいけそうな気がしてその後もフライを代えたりしてしつこく狙ったがこの日はこれにて終了。
ビバークポイントに戻った。


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九寸ヤマト 一度針がかりしたのにまた出てきた魚はこれがはじめて


ビバークポイントに戻るとみんなもう帰られており、タープも張られてすごい量の蒔が集められていた。
釣りにのめり込みすぎたか・・・申し訳なかった・・・


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火起こし

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農ポリと荷造り紐を利用したタープ


火を起こしてからはTanzawaさんの魚の捌き方、手際よすぎる調理に感心しきり。
岩魚のなめろう・刺身・皮のバターソテー、モツ炒めに卵のしょうゆ漬けができるまであっという間だった。

ULGさんが焚き火で炊いたふっくらしたお米に焼き枯らした岩魚のほぐし身の混ぜごはんと
骨まで食べられるほど煮込んだ白味噌仕立ての岩魚汁。それに充分すぎる量のビール。

ごはんで腹を落ち着かせた後はなめろう・刺身を肴にjanさんのつくった飴色の骨酒で渓語り。
最高の宴だった。

骨酒の後は富士山麓で酔っ払い、タープの下でゴロ寝。朝まで目を覚ますことはなかった。


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イワナを三枚におろすところ 皮・腸・胃袋を綺麗に分類

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イワナの刺身・なめろう、皮のバターソテー

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米炊きと焼き枯らし

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渓鮮丼

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イワナ汁

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骨酒呑みながら渓語り


翌朝、ULGさんと支流へ。水量も豊富で素晴らしい渓相。さっそくULGさんが一匹釣った!
その後も良い型を掛けるが手元でバラす。実に惜しかった・・・


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朝、日の光が渓流に差し込んでくる 綺麗だった (janさん撮影)


泳がなければ先にいけない淵にきて、この先までいくか相談。泳いだ先にある滝にとりついても
登れるかどうかは分からない。ここまで好反応続きであれば無理してでも行っただろうが、
もうすぐお昼時でもあるし諦めて戻ることにした。

お昼ごはんもTanzawaさんの岩魚づくしの料理。1本ずつ残しておいたビールで乾杯。
岩魚のほぐし身まぜごはんのおにぎりに卵のしょうゆ漬けをのせて、ビールでごくり。
最高というよりほかなかった。


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昼食時

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昼食


お昼ごはんを食べて満腹になって帰った。


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汗をかいたので最後にひと泳ぎ

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入渓したダム上に戻る


だらだらと長い文章になってしまったが、とにかく美味しい釣行だった!
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# by nari0000000000 | 2010-09-09 07:28 | フライフィッシング

沢上谷

2010年8月28日(土)~2010年8月29日(日)

奥飛騨はナメの沢、沢上谷へ。沢上谷と書いて「そうれだに」と読む。

DiDiさんと立川駅で待ち合わせ、普通列車に乗って茅野駅に向かう。

先に私が立川駅に到着するためDiDiさんには予め座席は取っておくと伝えてあったが、
立川駅でばったり会った、これから白馬に向かうS太さんと立ち話をしている間に
あっさり席がなくなってしまった。会わす顔がない・・・

長い乗車時間、前の晩ほとんど寝てないわ座れないわで辛かろうと思っていたが、
山やスキーの話をしていたらあっという間に茅野駅に到着。

茅野駅でjunさんに車でピックアップしてもらい高山に向かう。
高山駅前で関西からバスで来られるkumiさん、michikoさんと待ち合わせの予定。

渋滞によりバスがかなり遅れているようなので高山駅前の焼きそば屋「ちとせ」
食べながら待つことにした。店の面構えもよく、店内の雰囲気もよくて落ち着く、焼きそばはうまいし大量!
豚玉焼きそば定食大盛と餃子を食べて満腹になった。

昼食後、みんなで沢上谷へ。沢上谷近くのスーパーでtomさんと合流し酒や食料を買出した。

肉や野菜や餃子やお酒を買って入渓点にて宴会準備。
日没まであと一時間ぐらい、junさんと私は準備をおまかせし、そこから釣りへ出かけた。
junさんは上流、私は下流に入った。

時間があまりないので、この時期最も信用のおけるフライであるイワイイワナで良さそうな
ポイントだけを探っていった。小さい魚の反応はちょこちょこあるもののどれも針を咥えるまでにいたらない。

これはダメだ、ここに魚はいないとすぐにあきらめ、まだ暗くなるまで少し時間はあったが
宴会場所に戻ることにした。
junさんもダメだろうなと思いながら宴会場所に戻って待っていると 「ええーーー!」
junさんは良型アマゴを一匹かかえて帰ってきた。
そんなサイズの魚はここには一切いないと思っていたのに・・・まったくもって脱帽だった。

夜は炊き火でアマゴを焼き枯らし、バーベキューをして餃子を焼いてお酒を呑んで大いに盛り上がった。


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アマゴの焼き枯らし

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餃子


翌朝7時頃起床。私はゴロ寝だったがヘッドネットを寝ている間に外していたらしく、
またキルトもきちんとかけずに寝ていたため、虫にさされまくりだった。

tomさんは山岳ガイドのお仕事があるためいつの間にかいなくなっていた。
山から下りてきて宴会で呑みまくって、翌朝暗いうちからまた山へ。
すごい人だと思った。

沢での朝食はやはりそうめん。大量に茹でた。薬味は生姜、茗荷、大葉で最高。
そして朝から動けないぐらい満腹。


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そうめん


kumiさんは腰の調子があまりよくないため4人で出発。ものすごい残念だった。
途中支流へ滝を見に寄り沢したりしながら、のんびり歩いた。


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入渓

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入渓してすぐのあたり


歩き出した頃は鬱蒼としてたが、だんだん木漏れ日が差し込み、しばらく行くと空もひらけて明るくなってきた。


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木漏れ日が綺麗だった 淵

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淵を越えるとナメの連続

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空もひらけてきた


ナメの滝が大きく見応えあり。滝を越えてからもナメは連続するが、
こうも長く続くナメ床を歩いたことがない。驚くほど長かった。

途中、釜に飛び込んだり、ナメの流れに寝そべったり、みんなでワイワイ楽しく歩いた。


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滝を見に寄り沢

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苔むしていい感じだった

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五郎七滝

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蓑谷大滝

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長いナメ床歩き

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ナメ滝 この下で泳いだ

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ナメ滝の上もナメ

林道に出て入渓点まで歩いて戻り、朝食の残りのそうめんを食べて帰り支度。


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林道手前

帰りに寄った温泉が最高だった。荒城温泉「恵比寿之湯」
赤茶色の湯で、ものすごく気持ちのいいお湯だった。
木造りの建て屋もいい感じだった。ここで売っているトマトジュースがかなり美味い!


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恵比寿之湯


高山でkumiさん、michikoさんとお別れし、junさんに茅野駅まで送ってもらった。

あずさ終電にぎりぎり間に合い東京へ。

天気にも恵まれナメも美しく、みんなでワイワイ、とても楽しい二日間だった。
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# by nari0000000000 | 2010-09-09 06:43 | 山歩き

万太郎谷

2010年8月7日(土)~2010年8月8日(日)

谷川岳Fish&Peakのつもりで魚野川水系の万太郎谷へ。

本流はあのイワナで有名な魚野川である。これは期待も持てようというもの。

前夜発、土合駅の駐車場に車をとめ始発を待って土樽駅へ。

486段の階段を降りる。やはりこの階段には雰囲気がある。
冬に谷川岳にいくときこの階段を登ってぜいぜい言ったことや、
クライマーズ・ハイの台詞などを思い出しながら下る。
486段といっても下りだと楽。


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土合駅の階段


土樽から吾策新道をしばらく歩いて大きな堰堤上から入渓。
いきなりかなり良い渓相が広がる。

先週に雨の降ったおかげか水量がちょうどよく、天気もすこぶる良い。
虫も飛んでいてかなりいい感じ。
これは一投めか二投めか、すぐに釣れるだろうと高を括っていたが
いくらフライを投げてもうんともすんともいわない。

しばらく行くと測量士の人達が仕事をしていた。なるほど。
先行者があったせいだと思って気を取り直してその後も竿を振りまくるが
とにかく魚の反応がない。川にジャブジャブ入って歩いてみても魚が
走ったりすることもない。時間も時間だしお昼にすることにした。


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入渓

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日も差し、虫も飛んでいて良い渓相


そうめんを茹でてヘッドネットに入れて清流でじゃぶじゃぶ。
薬味は生姜と茗荷を大量に。そうめんも3人で12束と大量で満腹。


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mt_hanterさんのヘッドネット 初使用がそうめんの水切り

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そうめん


お昼を食べたところの近くにミズらしき山菜がたくさん生えていた。
試しにかじってみるとどう考えても食べられそうな感じ。
nutsさんに確認してみるとミズとのこと。
ミズはもう分かった。これならどこにでも生えている。
満腹の今採ることもないなと思いここでは採らないでおく。

昼食の後は美しいナメの連続。あまり竿を出すような渓相ではないため
竿を畳むか迷ったが、通り雨の後に日が差して込み、虫もいっぱい飛んで
いていい感じであったため、念のために竿を持っての遡行。
ナメとナメの間にイワナの隠れ場所の多い良い瀬がところどころあったが、
やはりそこでも魚はおらず、意味が分からない・・・


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美しい渓相にうっとり

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ダイナミックな渓相にびっくり

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ナメもきれかった


これ以上釣りながらの遡行をしていると今夜泊まる予定である二の滝と三の滝の
間まで辿り着けないということで、釣りはあきらめ竿を畳む。

釣りをあきらめたとたんに沢を歩くこと自体がすごく楽しくなる。
へつったり泳いだり飛び込んだり、とにかく面白かった。


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飛び込んだときの私の頭

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水が綺麗

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靄がかかって深山霊谷の雰囲気

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nutsさんと私は泳いで

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mt_hanterさんはへつって


遊びすぎでゆっくり歩きすぎ、なんとか3人寝られるビバーク適地を
見つけた頃には6時半も回っており、日も沈みかけていた。

イワナは釣れず、簡単に見つかると思っていたフキやミズも上流部には
なかったため思っていた晩ごはんではなかったが、焚き火缶で炊いた米に
ベーコンやソーセージに缶詰め、ビールやお酒もいっぱいあって満腹になった
気持ちよく酔って満天の星空のもとすぐに寝入った。

夜中目を覚ましたとき星空が広がっているというのは、自分が今どこにいるのか
一瞬分からずとまどったりする。しばらくして自分は今、渓に寝ているんだと知って
嬉しくなってまた眠る。やはりゴロ寝最高。


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ビバークポイント

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米炊きは直火 お湯は吊って


翌日は昨夜の残りの米とチキンラーメンとベーコン、にんにくで雑炊
を作り3人で食べる。適当だがこれがまたうまかった!

出発してすぐ三の滝に到着。下段は先ずmt_hanterさんに登ってもらった。
上段はコケで滑りやすくなっているがルンゼがあるのでさくさく登れた。


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三の滝下段 トップのmt_hanterさん

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三の滝上段


上段の巻きは右の細い流れのルンゼを通って滝上まで出て藪をこいで本流に
下りると事前に聞いていたが、巻いた足跡を見つけられないままその細い流れ
をひたすらまっすぐいってしまったためかなり時間を費やした。
そのまま稜線まで行こうとしたが藪が濃すぎてこげなくなり、結局戻って
踏み跡をみつけて本流に降りる。疲れた。


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間違って進んだ細い流れ

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やっとのことで本流に出る 疲れたため休憩


本流も水が枯れてしばらくいくと背の低い笹藪の草原が広がった。稜線まであと少し。
疲れきっていたが草原を抜け登山道に出たときにはその歩きやすさにうれしくなり
さくさく歩けた。


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本流の水が枯れたところ

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笹藪の草原

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もうすぐ小屋

小屋には何も売ってないだろうと思っていたが、なんと三ツ矢サイダーが売っていた。
もちろん買って一気飲み。ものすごいうまかった!


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谷川岳肩の小屋

けっこう遅い時間になっていたし山頂へは行けず。残念だがガスっていたためまあいい。
天神平からロープウェイの駅に急いで下山した。

イワナは釣れなかったが綺麗な渓で本当に楽しい沢歩きだった。

ただ、あれほど素晴らしい渓相で天候・水量申し分ないのになぜイワナが釣れなかったか
不思議でならない。トンネル・ダムなど工事の影響?

ああいう沢にはぜひイワナに泳いでいてほしいものだ。
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# by nari0000000000 | 2010-08-14 23:04 | フライフィッシング

南アルプス釣行再び


日程:2010年7月24日(土)~2010年7月25日(日)

とにかくヤマトイワナが釣りたいということでヤマトイワナの棲む渓へ。

先行者はいないか?水量はどうだろう?フライは何がいい?
何時にどの辺りを釣ってどこでビバークして明日はどこを釣って・・・

行きの車内ではみんなで色々話したが、どうせめちゃくちゃ釣れるでしょ
というところに落ち着いた。

まだ暗いうちにゲート到着。
先行者の車が既に停まっているし、何よりゲートが閉まっている!
予定していた源流部まではそのゲートからだととても歩けたものではないので
すぐに予定変更。地図を広げて別の林道(廃道?)を見つけ、そこから斜面に
それて入渓。


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出発

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忘れられた林道へ いい雰囲気だった

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いざ渓へ降りる


白濁する本流を遡上。さすが南アルプスの渓、この標高でこの水量か。
上流まで濁りが続かないか心配だがでかい岩がごろごろ、砂もたまっておらず
嬉しくなる。上流までずっと濁っていたとしても途中何本も沢が入っているので
そこを釣ればいい。

本流は開けていて歩きやすい。徒渉しにくそうなところもあったが、
じっくり流れを探せば渡れるところは必ず見つかった。


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白濁する渓

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janさんはへつって ULGさんと僕は対岸から


良さそうな沢を発見。さっそく釣ってみることにした。
janさん、ULGさんは下流、私は上流と二手に別れて入ってみるが反応がない。
一級ポイントを二つぐらいやってだめだったのであきらめて戻ってお二人と合流。

下流はけっこう反応あるとのこと。私もそこで竿を出してさっそく一匹釣る。
綺麗なヤマトイワナだった。キープサイズには小さいが、すいません。
骨酒のためにキープさせていただいた。


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沢の入り口


その沢に見切りをつけ一旦林道に上がりひたすら歩く。林道歩きは単調なので眠くなる。
歩きながらほんとに寝ていたらしく後ろから時々、janさんに起こされる。

途中、林道から川をみてみると白濁の原因となってる沢発見!二股に分かれた一方の沢から
完全にホワイトウォーターが差し込んでいる。もう一方の本流はクリアウォーター。
これは魚刺してくるでしょ!

ということでさっそく入渓。入渓点をビバーク地に決め、ビールを冷やしザックをデポ。
空身で釣り上がる。

青空の下、綺麗な流れに立って竿を振りフライを流す。元気なイワナが飛び出してくる。
頻繁ではないけども。でも嬉しいじゃないか!釣りをやっていて本当に良かったと思える瞬間だ。


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空は青い

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元気に飛び出すイワナくん


晩ごはんに食べる分だけのイワナをぶらさげyrビバーク地に戻る。


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ビリー缶で米を炊く ULGさんの焚き火フォームはさすが豪快!


今晩はイワナづくしである。お酒の量も大量である。
大きな焚き火を囲って宴。イワナの刺身、なめろう、胃袋・皮のバターソテー、
そしてフキを入れたイワナのアラ汁。
イワナ料理はどれも美味いしビリー缶で食べるごはんは最高!ごはんがごはんが進む進む。


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刺身、卵、なめろうの三点盛

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胃袋・皮のバターソテー にんにく・鷹の爪で

焼き枯らしがちょうどよくなった頃に骨酒を頂く。人生初の骨酒である。
一口呑んで思った。「なんじゃこれは!」うますぎる。


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イワナの焼き枯らし

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明るい月夜

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焚き火


幻想的な月明かりの下、焚き火を囲って焼き枯らしを肴にこんなに美味しいお酒。
何も言うことなかった。「うまいうまい」とうるさいぐらい言っていたと思うけれど。

散々呑んで散々喋って、いつのまにかゴロ寝。暖かいしキルトで充分。
翌朝までぐっすり眠った。



かなり遅めの起床。もうお二人は準備をはじめている。僕も急いで支度。
といっても準備はとても簡単。竿にはフライをつけっぱなしだし、ザックに
行動食と鍋やストーブを詰め込むだけ。


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気持ちのいい朝


さあ釣るぞ。また僕が上流を釣らせていただいた。一級ポイントの連続。
期待も膨らむ。でも一向に反応がない。

これはこのあたりをすっ飛ばしてもっと上流にいったほうがよいのではないか?
そう提案しようとお二人のところに戻ると、janさんはバンバン釣れてるとのこと。
それを聞いたときの僕の心境をどう表現すればよいか。
例えるなら笑うセールスマンにドーーーンとやられた感じだった。

話を聞くに小さいポイントで出るのだそう。そっこうで作戦変更。するとほんとう
すぐに出た。

さっそく良型ヤマトが飛びついてきた。それからも高反応続きで昼ごはん分のイワナが
すぐに揃う。

昼ごはんはソーメンとイワナの刺身。最高。


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沢ソーメン 薬味はしょうがと茗荷

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胃袋も刺で 食感がたまらない 珍味


なかなかうまくまとまらなかったけれど、とにかく楽しい釣行だった。
綺麗な川にイワナがいて、それを釣って食べて、お酒を飲んで、焚き火囲って
尽きることない話をして。またこのメンバーで釣りにいきたいと心から思った。


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なんとか明るいうちに戻れた

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帰りはつるつるの温泉へ

最後にイワナの胃袋の中身についてだが、1日めはほとんどがカナブン、2日めはほとんどアリ。
日によって食べているものが全く異なっていた。これには驚いた。できれば胃袋に合わせた
フライを使いたい。
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# by nari0000000000 | 2010-07-28 11:56 | フライフィッシング

南アルプス釣行

日程:2010年7月17日(土)~2010年7月19日(月)

三連休。これは Fish & Peak しかないでしょ。ということで南アルプスの沢へ。

林道は土砂崩れのため通行止め。おそらく僕の入る沢に人は入っていないはず。
イワナ爆釣でウハウハ、山頂まで上がって大展望を期待していた。

本流をみるにかなり水量が多いのが気になるが、まあ、源流までいけば釣りになるだろう
と思っていた。


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とりあえず入渓前にお決まりの一枚


沢の入り口まで延々とアスファルトの道路を歩いて到着。
通行止めのため釣りらしき先行者の車はなし。


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こういう道からの入渓は心躍る


入渓してすぐのあたりはかなりの水量だったが先ずは竿を出してみる。
やはり反応はない。
堰堤の流れ出しもすごい水量だったが、比較的ゆっくりフライを流せる流れもあった。
水深があるのでしつこくフライを流していると白泡の中から良い型が浮いてきた。
その後も何度も流して一匹釣る。

理由はあまりないが最初の一匹はリリースすると決めているのでリリース。
というより写真を撮ろうとして逃げられた。


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最初に釣った区間


これで釣れることがわかったので林道に戻って上流に向かう。

それにしても単独の沢はドキドキする。地形図は何度も眺めてどの支流も頭に入っている。
この沢を詰めたことのある方から話も聞いている。でもどこから入渓するか、どこで釣りするか、
どこでビバークするか、当たり前だが決めるのはすべて自分である。
そのことになんか高揚しながら林道をひたすら歩く。

林道がなくなったところから入渓するものの水量が多くて簡単に徒渉できない。
探せば見つかるが徒渉点を見つけるのにかなり時間がかかる。かなり戻らなければ
ならなかったり。

予定としていたビバーク地まで辿り着くには時間的に押しそうなので、この日の釣りはあきらめる。
明日水が引いたらどうせ爆釣だから今日はあまり進まないほうがいいでしょうと自分に言い聞かせて。

徒渉するか泳ぐかしないと先に進めない小さい釜に出る。
水量からしてどちらも無理なため、あきらめてその辺りでビバーク。


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先に進むのあきらめた釜


イワナはないが焚き火を眺めてウィスキー舐めながら静かな夜を過ごせた。


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ビバーク地から

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幕はシャン1

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ウィスキーの肴


翌朝、シェルターから外に出てみてがっかり。ほとんど水が引いていない。


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沢での朝食はやはりソーメン 薬味はしょうがと茗荷


昨日敗退した釜まで巻き道を使って歩き、防水パックを入念にチェックし泳いでみる。
すぐに押し流されてまったく先へ進めない。あと1メートルというところなんだが。

三度試して心が折れた。水も冷たいし日も差さないし寒すぎる。

徒渉すれば先に進めるが失敗して流されると下が滝になっている。
やめておいた。

さてどうするか?山頂までいくにはこの沢を詰めるしかない。
他の沢からもいけるかもしれないが下調べもしていないしこわい。
なので山頂はあきらめた。

せめて釣りはしたいなと少し戻って分岐している別の沢に入ってみた。
地形図をみると上流はかなり広い等高線。
これはフラットなフライ向きの渓相なのでは?と期待して。
でもそのフラットなところに行くまでには滝マークがひとつ入っている。
それが心配。とりあえず行くだけ行ってみた。
こちらの沢は日が差して気持ちいい。


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こちらの沢もかなりの水量 釣りにならない


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滝の下をくぐったとき目の前に虹ができて綺麗だった


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滝の直下から


問題の滝に到着。奥に滝が隠れているらしいが見えない。
水量すごいし、へつれそうにないし巻き道なさそうだし先へ進むのをやめた。


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あきらめた滝


もうどこも先へ進めないので昨日釣ったあたりまで戻ってそこで釣りして
適当に泊まることにした。

だいぶ下流まで下って竿を出す。かなり高反応。でもけっこうバラす。
山頂までいけなかったことが残念すぎて心が乱れているせいだろう。


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黒めのイワナくん

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白めのイワナくん


大きな流れ出しで尺をゆうに越えるのが白泡の中から二度も出てきた。
ドラグがかかっていたのだろうか、フライに追いつかずそっぽを向かれた。
しかしデカかった。声に出してひとり言を言っていたと思う。
「これが連邦のモビルスーツか!」みたいな感じで「これが南アルプスのイワナか!」
とかなんとか。


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大きなのが浮いてきた流れ出し


ラーメンを食べてゆっくり一服し心を落ち着かせてから再度釣りすることにした。


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サッポロ一番全部入り


そして最後の最後に尺には届かぬもののデカイワナくんゲット。

このイワナを含め三尾もって早めのビバーク支度とする。


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今回一番大きかったイワナくん

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快適な幕営地

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早い時間から焼き枯らし

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沢の道具


下が砂地の快適なビバーク地に豊富な流木で大人焚き火、良型イワナ三尾の焼き枯らし。
ウィスキーは白州。この沢に入っているのは僕一人。

予定通りにはいかなかったものの素晴らしいじゃないか、贅沢じゃないか。

その夜、大きな焚き火を眺めながら幸せな気分に浸った。
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# by nari0000000000 | 2010-07-28 11:27 | フライフィッシング