白馬三山
2009年 09月 27日
メンバー:STNさん、私の2人
行程:
9月19日(土)
7:20猿倉→8:25大雪渓→14:00白馬宿舎→昼食→16:00白馬幕営場16:40→
17:20白馬岳山頂→18:00白馬幕営場
9月20日(日)
10:30白馬幕営場→12:00白馬鑓ヶ岳山頂→昼食→14:10天狗山荘
9月21日(月)
8:00天狗山荘→10:40鑓温泉→入浴→13:50猿倉
初めての北アルプスというSTNさんと白馬へ。大雪渓から登ることにした。
私が初めて北アルプスに入ったのは何年前だったか。良い天気で
河童橋から見る穂高の山々のデカさに驚き、涸沢から見る山のデカさ
にまた驚き、星だらけの空に感動したのを覚えている。
初めてなら尚更、ぜひ晴れてほしいと願っていたら、最高の天気続き
の3日間となった。
1日め、夜行列車で白馬まで行き、すぐにバスに乗り込む。
さすが大型連休初日、バスは満員。猿倉の山荘前は大勢の人で
賑わっていた。
美しい山肌を眺めながら大雪渓までゆっくり歩く。大雪渓前で一息いれ、
軽アイゼン、ショートスパッツを装着する。
今回、私の足回りはモントレイル ハードロックのローカットに
モンベルショートスパッツとカジタックスの4本爪軽アイゼン。
カジタックスRX-4はわずか160g、装着も一瞬。
無雪期であればこれで充分、しばらくこの3点セットでいくつもりだ。
さすが雪渓上はかなり冷える。上着を羽織らないと寒い。
大雪渓前の小屋で一息 山肌が綺麗
大雪渓登るSTNさん
大雪渓の割れ目
白馬の小屋前でカップヌードルの食事。この日は天狗までいく予定であったが
疲れていたのでここ止まり。この日はテントを設営して白馬岳を往復すること
にする。
白馬の小屋までもうすぐのところ
白馬の小屋前から
テントを設営し、1時間ほど寝てから白馬岳山頂へ。山頂は素晴らしい景色。
夕日に染められた雲海が見事であった。
山頂の方位盤(?)
白馬岳山頂から1
白馬岳山頂から2
白馬岳山頂から3
ヘッドライトを頼りに幕営場まで下山し、キムチ鍋の準備。
じゃがいもの皮を剥くのがめんどくさい。風があり、ゆっくり鍋を食べることは
できなかったが、とにかく美味かった。
次の日は天狗までと短い行程なので、夜行列車での寝不足を解消すべくゆっくり
寝ることにした。満腹だし熟睡した。
2日め、昨日の残りの鍋で朝から満腹。依然、素晴らしい天気である。
稜線からは剣や立山もくっきり、気分も楽しくなる。
白馬の幕営場
キムチ鍋
稜線に上がる
山頂にこだわりないので杓子は踏まず巻き道を使う。白馬鑓山頂で
昼食とする。山頂は360度大展望。
ここから見る白馬岳はなんとかっこよいことか。この眺めの中、
カップヌードルカレーの昼食は美味すぎ。ゆで卵があれば言うことなかったが。
白馬鑓山頂から白馬岳
白馬鑓山頂から天狗岳
カップヌードル
天狗の小屋まで下り、テント設営。夕方、稜線に上がって夕暮れの景色を眺め、
小屋の自炊室で夕食。単独行のおじさんと同席し、色々山の話をして
楽しい夕食だった。
「今まで登った山で一番良かったのはどこか?」
おじさんから聞かれたが、この質問は最近よく聞かれる。つい先日も
小海線に乗っていると赤岳帰りのおじさんに聞かれた。
答えが難しい。
このときもあいまいな答えしかできなかった。どこだろう。
感動した思い出を振り返る。
初めて大キレットをびびりながら越えて槍から下山後、槍沢からの眺め。
ずっと雨続きの中を常念縦走、最終日の夕方になってやっと晴れて蝶から
見た雲海に浮かぶ穂高連峰。
今夏、嵐の後の晴天で雲海に浮かぶ後立の山々。
感動した景色は他にもあるけれど、どれもその過程でちょっと苦労したものばかりだ。
苦労して報われた景色に感動するのかもしれない。どれが一番かはやはり難しい。
夕方、天狗の稜線
私
夕日
3日め、予定では不帰の嶮を越える予定であったがそれはまたの機会とし、鑓温泉に
下山することにした。
鑓温泉、昼間だからだろう熱すぎた!気持ちよかったが。夜にちょうどいい湯温に
なってから入りたい。
鑓温泉のテント場は露天風呂から近すぎる。ここでテント泊し、何度も湯に入って
飲むのは最高だろう。ぜひ今度、大量に日本酒をかついで登りたい。
今度はここから不帰を越えたいが、冬に温泉だけ入りに来ようかとも思う。
鑓温泉への分岐 剣がくっきり
鑓温泉への下山時 紅葉も少しはじまっていた
鑓温泉のテント場
猿倉でおにぎりを一個食べ、夕食は松本まで我慢。
松本の萬来で山賊焼き、馬刺しを食べる。この日は混んでいて少し並んだが、
待った甲斐あり、美味かった。
松本からSTNさんは最終あずさで東京へ。私は大阪の実家に帰る予定。
高速バスを予約しにいくもあいにく満席、最終の特急は名古屋までしかなく、
とりあえず名古屋まで行って近鉄に乗り換えた。津まで最終列車でいってビバーク。
翌朝、始発に乗り普通電車で大阪へ帰った。
by nari0000000000
| 2009-09-27 19:44
| 山歩き